題名:走れ!イデアツーリストのヤスノV
激しく木々が揺れるドルロレの平原。
雷雨の中を、フード付きのマントを被った一人の人物が駆け抜ける・・・。
????・????「はぁ・・・はぁ・・・・みんな・・無事でいて・・・」
魔法使い風の男「待つでおじゃる・・・姉御ぉ〜〜〜〜・・・」
戦士風の太った男「もぉ・・・走れないぞぉ〜〜〜〜・・・」
後を追って走る体の細すぎる魔法使い風の男と・・・・大金槌を持った戦士風の太った男がフード付きの人物を追いかけている。
しかし、フード付きのマントを被った人物は、二人を気遣う事もなく・・・どんどん引き離していく・・・。
・・・・・・・・・・・
しばらくすると大きな洋館が見えてくる・・・。
高級な、その洋館は貴族の住んでいる館なのだろうか?
しかし、その窓には明かりはおろか・・・人の気配はない・・・。
????・????「くっ!!まさか・・・」
バン!!!!!
勢いよく扉を開けた先・・・・館内すべてのインテリアに白い布を被せられ「押収」の札が貼られている・・・。
????・????「噂は・・・本当だったのね・・・うっ・・うぅ・・・」
下唇を噛み締めて・・・涙を流す人物・・・その声は女性のものである・・・。
玄関のロビーを抜けた先・・・大テーブルの上に一通の手紙があることに気付いた人物が手紙の封を破り、中身を取り出す・・。
????・????「これは・・・おかあさまの・・・?」
手紙にはこう書かれていた・・・・。
~~〜~〜~〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
親愛なるわが娘、バディーへ・・・
貴女のお父様とお兄様は無実の罪で死刑を宣告されてしまいました・・・。
祖母、ネイもそれがショックでティモーレの森の奥深くで病床に伏せっています・・・。
元々、体の弱かった私も今では髪が白髪になってしまったわ・・・。
祖母ネイも私も・・・・余命幾ばくもありません・・・。
貴女はこれから一人でも・・・強く生きていくのです・・・。
伯爵家の誇りを胸にいつまでも・・・いつまでも強く・・・。
それが私の・・・母、フッケの願いです・・・。
母 フッケより
~~〜~〜~〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
????・????「くぅッ!・・・・オノレ・・・オノレ・・・」
滴り落ちる涙は、手紙の上に落ちて・・インクで書かれた字が・・・にじんで行く・・・。
そして、手紙を握り締め・・・フード付きのマントを脱ぎ・・・放り投げた・・・。
その姿は妖艶にして美しく・・・金髪に赤いルージュがよく似合っているが・・・
過剰ともいえる露出度の高い服を身に着けていた・・・。
そしてまた、その胸囲も並大抵のものではない・・・。
その露出度の高い女性は・・・壁に掲げられている伯爵家の家紋に大きな声で言い放った・・・。
バディー・コンダー「私、バディー・コンダーが憎っくき「イデアツーリスト」に復讐を誓いますわ!!!!」
第4話「復讐!挑戦嬢の挑戦状」(闘技場通いの娘編)
やすのぶ「へへへ・・・今日は案外と楽な依頼で時間が余っちゃったな〜〜・・・」
能天気にイデアの図書館前を走っているやすのぶ・・・。
手にはやすのぶには相応しくないほどの大金が持たれている・・・。
その金額、「500,000ドニア」の小切手が持たれていた・・・。
やすのぶ「へへへ・・・「ドランの化石」を買いに行くだけなんて簡単すぎだよ・・・」
小切手を見つめてホクホク顔のやすのぶ・・・。
相変わらず・・・買い物の依頼を受けているようだ・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
会社に戻って、留守番をしていた百絵にお金を預けて家路を急ぐ・・・。
会社には「百絵」、「たけやす」がいた様子だったが用事があるのか・・・?
やすのぶは早々に会社を後にした・・・。
やすのぶ「へへへ・・・俺の「ドラン」に水をやるのを忘れてたよ・・・早く帰ろっと・・・。」
10年前・・・・・・・・
やすのぶ「えへへ・・・見て見て!!!化石見つけてん!!!」
????「おぉ!?ドランの化石か???いい物見つけたな!!やすのぶ!」
青いマントの男が少年やすのぶの頭を撫でながらマジマジとドランの化石を見ている・・・。
やすのぶ「えへへ、早く孵化させたいなぁ〜〜〜」
麦わら帽子を被り直す、やすのぶ・・・。
手には・・・「虫かご」と「虫取り網」が持たれていた・・・。
採ってきた物が化石と言うのは解せないが、嬉しそうにしている・・・。
????「う〜〜ん・・・でも、すぐ孵化させたら、今のやすのぶじゃ・・・逃げていくぞ?」
やすのぶ「えっッ!?逃げるん??なんで!?」
驚いて鼻水を噴き出す、やすのぶ・・。
????「ある程度「尊敬される人物」が飼い主じゃないと・・・まずいんだよナァ・・」
ドランなどのペットはレベルの高い者にしか懐く事はない・・・。
子供のやすのぶでは「ナメられてしまう」為にペットは逃げ出してしまうのだった・・・。
やすのぶ「おれ・・・あかんのん・・・(´Д`||)??」
悲しげに青いマントの男を見つめる少年やすのぶ・・。
少しずつ涙が溢れていく・・・。
????「あ・・・だっ、大丈夫だ!「古式解石法」を使えば、愛情がドランに届くから・・・・」
慌ててやすのぶに化石を返して、元気付ける青いマントの男・・・。
やすのぶが泣くのが苦手のようである・・・。
やすのぶ「「古式解石法」って何なん??」
????「ははは・・・飼育用のプラスチックケースに目一杯!!木屑を入れるんだ!!!」
やすのぶ「うんうん・・・。」
????「そして、その中に化石を入れて・・・毎日欠かさずに霧吹きで水をやるんだョ・・・
その愛情がペットに届いて、普通より体を強くする上、ペットの忠誠にも繋がるんだ」
真剣な眼差しで見つめる少年やすのぶ・・・。
青いマントの男に尋ねた・・・。
やすのぶ「どの位で孵化するん????」
????「・・・・・・・・・・・・・」
????「10年以上・・・かな・・・」
やすのぶ「・・・・・・・・・・・」
????「・・・・・・・・・・・・」
やすのぶ「すっっっごい・・・長いやん(ToT)/」
????「いや・・・けど、それの方がやすのぶの為だよ・・・??」
やすのぶ「゜・(つД`)ひっく・・ふっく」
????「だから・・泣くなよぉ〜〜ッ!!」
懐からハンカチを取り出し、涙を拭こうとする青いマントの男・・・。
やすのぶ「(TдT)うえぇぇぇ〜〜〜〜」
????「わっ!わっッ!!泣くな!!鼻水垂らすな!!!」
やすのぶ「(T-T)ズズズズーーーー、ごしごし・・・。」
????「やっぱりィィッ!!!!」
????「なんで毎回毎回、マントで鼻水を拭くんだよッ!!!!」
????「ま・・・まったく〜〜〜・・・・・・!!」
????「〜・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
やすのぶ「ふふふ・・・綺麗な思い出だナァ・・・・」
内容はまったく綺麗ではないが・・昔を思い出しながら霧吹きでプラケースの中の木屑に水を吹きかけていた・・・。
その時である。いつも動かないプラケースがガタガタっと動き出したのだ・・・。
やすのぶ「おぉ!??」
そのプラケースの中の木屑がモコモコと膨れ上がり・・生まれたてのドランが顔を出したのだ!!
やすのぶ「やった〜〜〜〜!!!!ドランが孵った〜〜〜ッ!!!」
ドラン「゜・(ノД`)??」
ドランは眠たそうに目をこすっている・・・。
しかし、目の前のやすのぶに気付くとプラケースをこじ開けて、なんと胸元にしがみ付いてきたのだ!!
ドラン「ガシッm(_ _)m・・・・・・・・・にぱッm(´▽`)m」
やすのぶ「かわいいなぁ・・・お前・・かわいいなぁ〜〜・・」
やすのぶは長年掛けて孵化させたドランを優しく撫でる・・・。
長い年月を掛けた努力がやっと実ったのだ・・・。
しばらくするとドランが水を吐き始める・・・。
ドラン「・・・・(´¬`)」
やすのぶ「おぉ・・・お前、そのよだれ・・「水属性」なんだな?」
決してヨダレではない・・・・「水を吐いた」のだ・・・。
火属性のドランは「火を吐く」。
しかし、やすのぶには・・・それが「よだれ」にしか見えることはなかった・・・。
やすのぶ「よし!決めた!!!・・・お前の名前を決めたゾ!!」
ドラン「(“▽”)??」
突然大きな声を上げるやすのぶ・・・。
どうやら名前が決まったようだ・・・。
それを見て・・・にこにことしているドラン・・・。
やすのぶ「お前の名前は「よだれ丸」だ〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!」
よだれ丸「・・・・・・・(゜o゜)・・・」
少し呆けた様子の「よだれ丸」・・・。
しかし、しばらくしてその表情を変える・・・。
よだれ丸「にぱぁ〜〜〜〜(´▽`)/〜〜」
やすのぶ「へへへ・・・気に入ってくれたかい?」
力強くやすのぶに抱きつくよだれ丸・・・。
よだれ丸「ガシッ!!・・・m(´▽`)m」
名前を付けてもらえたことが嬉しかったらしい・・・。
もし、「言葉」を理解していたらこうはならなかったかもしれないが・・・
よだれ丸は主人やすのぶに忠誠を誓っていた・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一方その頃・・・闘技場の中・・・
闘技場・・・あらゆる猛者が一同に集まり、己が力量を試す為に集まる場所。
その中は無法で通りすがりに攻撃される事があっても「お咎め無し」。
たとえ「死者」が出ても、攻撃したものが監獄へ送られる事は無い恐ろしい場所である・・・。
その建物の中に・・・とある3人の人影がある・・・。
バディー・コンダーとその仲間である・・・。
バディー「いいわね?今日は憎っくき「イデアツーリスト」に復讐する日よ?聞いてる?ボーン!?ラード?」
闘技場の隅・・・バディーを始め、細すぎる魔法使い風の男と大金槌を持った戦士風の太った男に話し掛けるバディー・・・。
ラード「ほんと〜に・・・やるんですかぁ〜〜?」
ボーン「あんまり気が・・・進まないでおじゃる・・・。」
眉をしかめて明らかにやる気なさげの男二人・・・。
どうやら、バディーの部下のようである・・・。
バディー「私の親兄弟が大変な目にあって!!黙っていろと言うんですの!!!!!?」
ボーンの頬を思いっきりつねるバディー・・・。
ボーン「いたい!!痛いでおじゃるょ!!!」
バディー「まったく、あなた達には・・私が「死ね!」と言ったら阿波踊りしながら死ぬぐらいの忠誠心はないの??」
ラード「あるわけないよ〜〜〜〜・・・・」
ボーン「阿波踊りは無いでおじゃる・・・」
悲しそうに答える二人・・・。
兄「ローリー」同様・・・何か常識的なことが欠落しているバディーであった・・・。
その三人をみて・・・闘技場にいる男二人が小声で話しているようだ・・。
この二人・・・随分とチャラチャラした格好をしていて・・・おおよそ戦いには不向きそうである・・・。
レイド「おぃ!!あの真ん中の女!!すんげ〜いい女じゃないか??ちょっと声掛けようかな・・・?」
ルース「な・・・あれは「バディー・コンダー」じゃないか!!止めとけ!ロクな事にならねぇぞ!!!」
レイド「ルースは心配性だな・・・俺、ちょっとナンパに行ってくるよ・・・・・」
ルース「バカ!!お前はココにはあまり来ないから知らないんだ!!!おい!!!!!」
ルースの言葉を無視してレイドはバディーの元へ駆け寄る・・・。
レイド・・・バディーをナンパしようとしているようだ・・・。
レイド「なぁ、ずいぶん色っぽいじゃないか?そんな「寒い」二人、無視して・・・俺と今夜・・・飲みに行かないか??」
バディー「・・・・・・・・・」
ボーン「・・・・・・・・・・」
ラード「・・・・・・・・・・」
ビュッ!!!!!!!!!!
バシーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!
レイド「ぐわぁ!!!!」
事もあろうか・・・宣告も無くバディーの鋼鉄の鞭がレイドの顔面にぶち当たる・・・。
レイドは床に転がりながら顔を抑えている・・・。
バディー「わたくし・・・強い男にしか興味はないの・・・・さっさとお帰りなさい・・・」
冷たく・・さげすんだ目で床に倒れているレイドを見つめるバディー・・・。
ボーンとラードは・・・バディーを止める様子は無いようだ・・・。
レイド「ちきしょう!!!!このアマ!!!調子に乗ってるんじゃねえぞ!!!!」
最近の青年はキレやすいと言うが・・・レイドも例外なく・・・懐に隠していた「匕首」を取り出す・・・。
すると黙ってみていたボーンとラードがゆっくりとバディーを通り過ぎて・・・レイドの前に立ち塞がる・・・。
バディー「お前たち・・・「レベル10、MAX」でいいよ・・・・」
ボーン&ラード「お任せを・・・姉御・・・・」
さっきまでとは、うって変わって顔色を変える二人・・・。
レイド「てめぇらから先に殺して・・・・・・」
レイド「・・・・・・・・・」
レイド「・・・・・・??????」
レイド「??!!!!!!!????????」
ボーンが白い杖を突き出した瞬間・・・レイドは声も出せなくなってしまった・・・。
ボーンに「魔法」を掛けられたのであろうか・・・?
レイドは声はおろか・・・指先一つ動かす事はできないようだ・・・。
レイド「!!!!・・・・・・!!!!!!・・・・・・・・!!!!!!!!」
ボーン「くっくっく・・・無駄でおじゃるよ・・・さぁ・・ラード・・・・トドメを・・・・」
ラード「よ〜〜〜〜〜し〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・・・」
ゆっくりと大金槌を振り上げるラード・・・その動きは異常に遅い・・が・・・レイドに「恐怖」を急速に植え付けていく・・・。
レイド「!・・・!!・・・!!!・・・!!!!・・・!!!!!・・・!!!!!!・・・・・・」
その様子を遠目で見ているルース・・・・・決してバディー達を止めようとはしない・・・。
いや、関わりたくないのであろう・・・。
ルース「だから・・・・言ったのに・・・・あいつらに関わったら・・・殺されるんだよ・・・・」
両手をポケットに入れて・・・闘技場を後にするルース・・・。
レイド「!・・・!!・・・!!!・・・!!!!・・・!!!!!・・・!!!!!!・・・・・!・」
ルースに何かを叫びたいようだが・・・・レイドは涙一つ流せず・・・その後姿を見つめるしか、できなかった・・・・。
グチャ・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
バディー「さて、お前たち?もう一度!!説明するよ???」
ボーン「もう何回も・・・・昨日の夜に聞いたでおじゃるょ・・・」
ラード「あ〜きた〜〜〜〜〜・・・・」
一面に広がった赤い血の隣でいつも通りに会話する三人・・・。
このような事は・・・闘技場では日常茶飯事なのであろうか・・・?
いや・・・この三人にとっての・・・・日常茶飯事なのである・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一方・・・何も知らない「イデアツーリスト」には・・・いつもの日常が流れていた・・・しかしそこにいるのは・・
コンダー家にまったく関わっていない「百絵」と「たけやす」が留守番をしているようだ・・・。
ちなみに「リンゼ」は朝から街中をパトロールに出ているようだ・・・。
たけやす「あの「貧乏神」がよく・・・その小切手を盗まなかったな・・・」
百絵「たけやすくん!そんな言い方はないわよ!!確かにやすのぶくんは「貧乏」だけど「盗み」はしないわ・・・・」
貧乏は否定してくれない百絵・・・。
たけやす「へっ・・・そうかねぇ・・・?」
続けて百絵にやすのぶの悪口を言うたけやす・・・。
たけやす「あんな「甘ったれ」に「正義」なんて語る資格なんかねぇのに・・・」
百絵「いいかげんにしなさい!!やすのぶくんだって一生懸命、頑張ってるのに友達のあなたが・・・」
たけやす「はっはっは・・・あんな奴・・・友達じゃないですよ・・・」
百絵「よく言うわよ・・・前もやすのぶくんの心配しておけな社長に給料を上げてやってくれって・・・・」
たけやす「んな!?何でそんなの知ってるんだよ!!?」
少し楽しげに会話の弾む「イデアツーリスト」・・・・その出入り口のドアの前に一人の影が見える・・・。
ギィィ〜〜〜〜〜〜・・・・・・
たけやす「いらっしゃいま・・・・(うわぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!すっげい美人)」
百絵「いらっしゃいませ〜〜〜〜〜」
??「こんにちは・・・あの・・・依頼で来たのですけど・・・・よろず・・・受けていただけますでしょうか?」
フリルの付いたブラウスに地味なスカート・・・。そして目にはメガネを掛けている女性・・・。
しかし・・その女性の髪は金髪で・・・赤いルージュがあまりにも良く似合う女性である・・・。
地味な格好をしてはいるが・・あまりにも美しくスタイルも抜群の女性であった・・・。
たけやす「こんにちは、お嬢様・・・今日はどういった「ご依頼」で・・・・?」
普段見せる事のない「さわやかな笑顔」で接客するたけやす・・・。
このお客は・・・たけやすの「ストライクゾーン」のようだ・・・。
百絵「(へぇ〜〜〜・・こういうのが「好み」なんだ?)」
少しニヤける百絵・・・。奥の台所に行ってお茶を入れるようだ・・・。
??「あの・・実は・・・・」
たけやす「おっと・・その前に・・・」
目を閉じて手を女性に突き出すたけやす・・・。
優しげな瞳?で微笑みかけて・・・こう言った・・・。
たけやす「お名前を・・・お聞かせ願えますか・・・?」
リア「あ・・・申し送れましたわ・・・わたくし・・リアと申します・・・。」
たけやす「リアさん・・・ですか? いや〜・・・貴女に似合った美しい名前だ〜〜〜〜!」
リア「あ・・・あの・・・・・」
たけやす・・・やすのぶとは違った意味で「ダメ」なところがある・・・。
たけやす「彼氏は・・・いらっしゃいますか・・・?」
ガン!!!!!!!!!!!
たけやす「いでっ・・・」
百絵「申し訳ございません・・・社員の教育が行き届いていませんで・・・」
苦笑いしながらお茶をリアの前に差し出す百絵・・・。
リア「い・・いいえ・・大丈夫ですわ・・・(うふふふふふ・・・・・・)」
にこやかに微笑むリア・・・。
しかし・・心は裏腹のようだ・・・。
今度は笑顔でリアが百絵とたけやすに問い掛ける・・・。
リア「あなた方のお名前はなんておっしゃるの?」
百絵「わたくし、百絵といいます・・」
たけやす「おれ!!!たけやすです!!!たけやす!!」
ガン!
たけやす「いでででで・・・・・」
百絵「申し訳ございません・・・社員の教育が・・・(以下略)」
リア「い・・いいえ・・・・(眠傀、おけな含め五人じゃないのね・・・・・・)」
リア「あの・・おけなさん、眠傀さん、かすみさん、クレスさん、YasunoVさん・・・・この五人は・・・いないのですか・・?」
百絵「あら?みんなを知ってくれているんですね?」
たけやす「俺じゃなくって・・・・なんで・・・あいつ(YasunoV)の名前が・・・?」
リア・・・・・賢明な読者であれば気づいてらっしゃるであろうが・・・・・その正体はバディー・コンダーである。
「根こそぎ殺虫作戦」に関わった五人に対して復讐を目論んでいるようだ・・・。
20分前、一般商店裏・・・・・・・・・・・
ブラウス姿になったバディーが伊達メガネを掛けなおし・・・コンパクトの鏡に映る顔を見ながら不敵に笑う・・。
準備が整い・・コンパクトを「大きなかばん」に入れて・・・ボーンとラードの方へ歩いていく・・・。
バディー「最後にもう一度言うわよ・・・!!」
両手を組み・・・ボーンとラードに話し掛けるバディー・・・。
バディー「いい?わたくしが「イデアツーリスト」に行ったら・・・五人のうちの誰か一人を連れ出すわ・・・」
疲れた目でバディーの話を聞くボーンとラード・・・。
二人は昨夜、朝の3時まで何度も同じ事を聞かされている・・・。
バディー「そして・・・わたくしがうまく「闘技場」に誘い込むからボーンが後ろから「ララバイ」をお掛け・・・!」
ボーン「はいでおじゃる・・・。」
バディー「そして・・・ラードは両手、両足をその大金槌で潰す・・・!」
ラード「は〜〜〜〜〜い・・・・・」
バディー「最後にわたくしが・・心臓に・・・刺したものを必ず地獄へ送ると言われる「黄泉の剣」でトドメをさす!!!」
バディー「死体から首を「ハイゴブリンの斧」で切り落として・・・天国のお父様やお兄様に捧げるのよ!!!」
ボーン「昨日から合わせて・・・もう100回以上聞いてるでおじゃる・・・」
ラード「・・・ねむい〜〜〜・・・・」
バディー「まったく!!わたくしは今から「イデアツーリスト」に行きますけど・・・寝たらコロシますわよ!!!!」
ツカツカと歩き出すバディー・・・
大通りを曲がる寸前・・ボーンがバディーに声を掛ける・・・。
ボーン「姉御ぉ〜〜〜〜〜・・・財布を忘れてるでおじゃる〜〜〜〜・・・・・・・!!!!!」
バディー「えっ!!?財布??・・・・(今回の作戦に財布は必要ないし・・・・)」
バディー「あなた達が「管理」してなさ〜〜〜〜い・・・・・・・・・・!!!!!!!」
大きな声でボーンにそれだけ言い残し・・・バディーはイデアツーリストへと向かっていった・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
リア「そうですの・・・五人はいないのですね・・(ちっ・・無駄足だったわね・・・・)」
百絵「えぇ・・・でも、わたくし達で十分期待に応える事が出来ると思います。」
笑顔で応対する百絵・・・。
よもや百絵もリアが「復讐」を目論んでいるとは思ってもいない・・・。
たけやす「そうそう、「依頼」を聞かせて欲しいなぁ・・・リアさん・・・」
リア「え・・・えぇ・・(ふん・・・!あなた達如きにコナセル依頼じゃなくってよ?)」
心の中でほくそ笑みながら・・・リアはウソの依頼を話し出した・・・。
リア「実は・・・父に掛かった呪いを解くために・・・「ドラゴンフライの爪」と「くま紳士の杖」・・・
それに「いしおとこのブロック」が必要なんですの・・・(ふふふ・・・あなた達じゃどれも手に入らないでしょ?)」
実際は騙しているわけだが・・・悲しそうに依頼を話すリア・・・。
6歳まで「良い子演劇サークル」に通っていたために・・・バレる事がない・・・。
百絵「まぁ・・それはそれは・・・・」
リアに同調しながら「大きなカバン」を探り出す百絵・・・。
ゴトッ・・・・
百絵「これ・・・この前、レオ・・・じゃなくて・・「くま紳士」と戦ったときに手に入れたものです・・・。」
・・・・・
リア「え゛・・・・・・」
少し顔に汗がにじむリア・・・・。
ゴトッ・・・・
たけやす「これ・・・この前、露天で売ってた「いしおとこのブロック」だョ・・・・」
キザったらしくリアの前に「いしおとこのブロック」を差し出すたけやす・・・。
・・・・・
リア「え゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!??????」
予想外の展開に焦るリア・・・。
よもや今、目の前にアイテムを出されるとは思ってもいなかったようだ・・・。
リア「(くっ・・・この連中を・・・少し甘く見てましたわ・・・・)」
冷静を保とうと必死のリア、バディー・コンダー・・・。
百絵「でも・・・「爪」はどうしよう?たけやすくん・・持ってる?」
リア「(大丈夫ですわ・・・まだ「ドラゴンフライの爪」は手に入っていない様子ですし・・・)」
たけやす「いや・・やっぱりクレスさん辺りに頼んだ方がいいのでは?」
リア「(チャーーーーンス!!!!!そう!さっさと呼びなさい!!クレスをッッッ!!!!!!!)」
その時、サンタ帽子を被った一人の女性が・・・イデアツーリストに入ってくる・・・。
??????「みんな〜〜〜おっひさ〜〜〜〜〜ッ!!!!」
リア「(!!!!噂のサンタ帽子!!!これがあのクレスね????)」
☆はな〜♪☆「今日は遊びに来たよ〜〜〜〜・・・。」
百絵「☆はな〜♪☆さん!!!!元気でしたか!?」
たけやす「結婚生活は順調かい?☆はな〜♪☆さん???」
リア「(☆はな〜♪☆????)」
クレスと同じサンタ帽子を被っている女性、「☆はな〜♪☆」はイデアツーリストの出向社員である。
元々イデアツーリストに在籍していたのだが、「寿退社」したSランク級の探検家である・・・。
今では社長「おけな」等、重役に呼び出された場合にのみ仕事をする。
しかし、愛する旦那様の晩御飯に支障をきたす場合は絶対に仕事はしない「旦那様思いのお嫁さん」である・・・。
クレスの様に「呪い」は使う事ができないことを、あえて付け加えておこう・・・。
☆はな〜♪☆「あら?お客様ですね?いらっしゃいませ・・」
にこやかに接客する☆はな〜♪☆・・・。
リア「こんにちは・・・(この人・・・クレスじゃないのか・・・?ちっ・・・・)」
少し不機嫌になってくるリア・・・。
思い通りに行かないのが・・・よほどプライドをくすぐるらしい・・・。
しかし、リア・・いやバディー・コンダーのプライドを完全に破壊する一言が・・・☆はな〜♪☆の口から出てくることになる・・・。
百絵「あの・・・「ドラゴンフライの爪」・・・持ってませんか?」
☆はな〜♪☆「あるよ?これでしょ?」
ゴトッ・・・・・
リア「!!!!!!!!!(なにぃぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッッッッッッ!!!!!!????????)」
百絵「あはっ・・・よかったぁ〜〜〜〜これで完璧ねッ!!!」
たけやす「あぁ・・・「パーフェクト」だ・・・・」
☆はな〜♪☆「こんなので良かったら・・・いくつもあるよ??」
ゴト・・・ゴト・・ゴトッ
無意味にカウンターの上に「ドラゴンフライの爪」をたくさん出す☆はな〜♪☆・・・。
百絵「あぁ・・・「爪」ばかり必要は無いので・・・」
カウンターの上に置かれている「くま紳士の杖」と「いしおとこのブロック」を見つける☆はな〜♪☆・・・。
☆はな〜♪☆「あ? 「くま紳士の杖」も「いしおとこのブロック」いっぱいあるよ??」
ゴトゴト・・ゴトゴトッゴトゴトッツ!!・・・・・・・・
リア「あ・・・ああ・・・(ふ・・ふふ・・ふふふ・・ふざけんじゃ・・・ないわよぉぉ〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!)」
目の前に手に入れることが困難と思っていた三種のアイテムが・・・・無意味に4セット並んでいる・・・。
百絵「これで「解呪」に失敗しても・・大丈夫ですね?」
リア「え・・・ええ・・・(100%成功の筈の・・・作戦が・・・)」
たけやす「ふふふ、よかったね・・リア・・・・」
そっとリアの肩を抱き寄せるたけやす・・・。
ガンッ!!!!!!
思いがけず、たけやすをドツくリア・・・。
リア「あっ・・・ごめんなさい・・・(ちょ〜し乗ってんじゃないわよぉ〜〜〜〜ッ!!!!)」
たけやす「いって〜〜〜〜ッ・・・・・ふふふ・・リアの愛は「Sの味」なんだね?」
ガンッ!!!!!!ガンッ!!!!!!ガンッ!!!!!!
たけやす「ぐ・・・・ふぅ〜〜〜〜っ・・・」
百絵、☆はな〜♪☆、リアの三人に同時に殴られて目を回す、たけやす・・・。
今回、ボケ役のやすのぶがいない為・・代わりに随分ボケてくれている・・・・。
☆はな〜♪☆「さて!報酬はどうしようか?」
百絵「そうですね・・・これだけ揃えば「店売り」しても、けっこう良い値になりますけど・・・」
こそこそと相談する☆はな〜♪☆と百絵・・・。
リア「できれば・・・お安くしてくださいね・・・(ふん!いくらでも言うがいいさッ・・お金ならいくらでも・・・)」
リア「はぅううあああぁぁッッ!!!!!!!!!!!!!」
いきなり奇声をあげるリア・・・。
ある事を思い出したらしい・・・。
百絵「!!?ど、どうしたんですか!!!???体調でも???」
奇声に驚く百絵・・・。
お茶を入れ直そうとして奥の台所に行こうとする・・・。
リア「なんでもないですわ!!!なんでも・・・(しまった〜〜〜〜〜ッッ!!!!)」
リア「(財布・・・置いてきちゃった〜〜〜〜ッ!!!!)」
よもやの展開に焦るリア・・・。
財布がないために焦りを隠す事ができないらしい・・・。
☆はな〜♪☆「んでは・・・全部合わせて「26000ドニア」でどうですか?」
リア「(ぐふぅ〜〜〜〜ッ・・・しょ・・・しょうがない・・・)」
財布が無いバディー・コンダー・・・・決断をする・・・。
リア「あ・・・あの・・・・」
百絵「はい?どうかなさいましたか?」
リア「こ・・この・・・「黄泉の剣」と「ハイゴブリンの斧」とで交換・・・してもらえませんか・・?」
☆はな〜♪☆「う〜〜〜〜ん・・・私達「探検家」だしねぇ・・・・」
百絵「まぁ・・特に必要ないといえば・・・無いですが・・・でも!これでいいんじゃないですか?」
にっこり笑って受諾する百絵・・・。
財布を置いてきたバディーは・・・復讐に必要なアイテムを・・・自ら手放すしかなかった・・・。
・・・・・・・・・・・・
リア「うふふふふ・・・・ありがとうございました・・・では、ご機嫌麗しく・・・(・くっ・・くうぅぅぅ・・・)」
百絵「また、宜しくお願いします。」
☆はな〜♪☆「お父さんを、お大事にね〜〜〜〜。」
イデアツーリストのドアを開けて・・・無残にも・・帰っていくしかないバディー・・・
バディー「ちきしょう・・・ちきしょう・・・・・イデアツーリストめッッッ!!!!!!」
力一杯、歯を食いしばり走り出すバディー・・・。
完全なる敗北であった・・・。
夕日が妙に明るく感じて・・・落ち込むバディーをさらに落ち込ませていく・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
イデア、大モニュメント前・・・
バディーは力無く・・・座り込んでいる・・・。
バディー「うぅぅ・・・まさか・・・作戦の最初からつまづくなんて・・・」
涙を拭い・・・悲しげに下を向くバディー・・・。
その時、バディーの後に一人の影が近づいてくる・・・。
????「もしかして・・・泣いてるの?」
バディー「・・・・・・・」
じとっとした目で振り向くと・・・そこには10代後半の頼りなさげな青年が立っている・・・。
????「元気だしなよ・・・何かあったのかい?」
優しく微笑みかけてバディーの隣に座り込む青年・・・。
バディー「うるさいわね!復讐に失敗して・・・落ち込んでた所ですわッ!!!」
????「復讐?それって・・・??(魔物にでも・・・復讐するつもりだったのか?)」
バディー「・・・・・・・・」
青年の問いかけに口を閉ざすバディー・・・。
????「良かったら・・・手伝おうか?復讐?」
バディー「・・・・・・・ ・・・・」
無言で青年の方を向いて、バディーは怒鳴り上げる・・・。
バディー「冗談じゃないですわ!!!お父様やお兄様の仇はッ・・・私の手で取るの!!」
????「そう・・・・か・・・・・」
悲しげにうつむく青年・・・。
バディー「私はもう・・・一人なの・・・本当に信頼できるのは・・・わたくし一人なのよ・・・・」
バディーもまた、悲しげにうつむく・・・。
今日まで「イデアツーリスト」への復讐だけを考えていたバディーがはじめてみせた・・・弱音だった・・・。
青年はバディーに又、問いかける・・・。
????「一人って・・・・? 家族がいないって事?」
バディー「そうですわよッ!!!!」
????「だったら、おれも・・・一緒だよ?」
青年は笑顔でバディーに答える・・・。
バディー「えっ・・・!?」
????「おれ、捨て子でね・・・たった一人の兄貴に7歳まで育てられたんだけど・・・
その兄貴も、友達を助けに行ったまま・・行方不明なんだ・・・」
バディー「・・・・・・・」
斜め下を向いて塞ぎこむバディー・・・。
????「でも、周りにはたくさんの「仲間」がいるから・・・俺は生きていけるんだ・・・」
バディー「・・・・・・」
????「・・・・周りには・・・「仲間」は・・いないの??」
バディー「・・・なか・・・ま・・・・。」
バディーの脳裏にボーンとラードがよぎる・・・。
バディー「(あれは・・・・「部下」ですわよね・・・・・・・・)」
????「ふふふ・・・今、思い浮かんだ人こそが「仲間」だよ・・・」
バディー「んなっ!!!???」
????「仲間って・・・そういう物だと・・俺は思うよ・・・」
笑顔でバディーに答える青年。屈託の無い笑顔が・・・今のバディーには苦しくてしょうがなかった・・・。
しかし、バディーは青年の言葉に・・・救われたのも又、事実だった・・・。
バディー「苦労・・・されたのね・・・あなた・・・・」
????「全然!!毎日が楽しいよ!!!「お金」は無いけど「仲間」がいっぱい・・・いるからね!!!」
バディー「そう・・・・・ふふふ・・・・・」
復讐を誓ってから初めて・・・バディーの顔に笑顔が戻っていた事は・・・バディー本人も気付いてはいなかった・・・。
バディー「随分楽になったわ・・・ありがとう・・・・あっ・・わたくしは・・・バディー・・・あなたは?」
やすのぶ「やすのぶッ!!っと・・・カバンの中にいるのが「よだれ丸」っていうんだ!!!」
バディー「そう・・やすのぶくん・・・・(ネーミングセンスは0ね・・・この子・・・)」
やすのぶをYasunoVとは気付かないバディー・・・。
よだれ丸「・・・・にぱッ(´▽`)/」
バディー「この子があなたの・・・「仲間」の一人かしら?」
やすのぶ「そうさっ!!!魔物相手ならいつでも言ってくれよ!!!」
バディー「えぇ・・・ありがとう・・・(この子には「人間」とは言えないわね・・・)」
悲しげに笑うバディー・・・。
何も知らないやすのぶ・・・。
これが、やすのぶの宿敵となる「バディー・コンダー」との・・・初めての出会いである・・・。
バディー「さよなら・・・やすのぶくん・・・また・・・ね・・・・」
久しぶりに心がなごんだ様子のバディー・・・。
その顔からは出る表情の全ては、自然なものであった・・・。
やすのぶ「復讐・・・頑張ってね!!!」
まさか・・・自分の命が狙われているとは思ってもいないやすのぶ・・・。
二人はお互いに背を向けて・・・それぞれの「帰るべき場所」に帰っていく・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
闘技場に着いたバディーだったが・・・ボーンとラードの姿が一向に見えない・・・。
日が暮れて・・・闘技場には殆ど人はいないが・・・ボーンとラードの姿も無かった・・・。
バディー「???な、なんで闘技場にいないんですの???」
ささを取り出し、ボーンに電話をかけるバディー・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ボーン「あ・・・姉御でおじゃるか?」
呆けた声でボーンが電話に出る・・・。
バディー「何やってるのよ?今何処にいるのよ!!??」
命令どおりに闘技場にいなかった事でバディーは大声で怒鳴り上げる・・・。
しかし、電話の向こうもまた・・大きな音でバディーの声はいまいちボーンには届いていない様子だった・・・。
ボーン「いや〜〜・・・一般商店から闘技場に行こうと思ったら・・・ラードが眠気覚ましに「ゲームセンター」行こうって言い出して・・・・・そしたらデるわデるわで・・・・大変でおじゃるよ・・・・」
電話のバックには「ルーレット」の音が激しく鳴り響いている・・・。
バディー「まさかあなた達・・・アレからずっと・・・「ゲームセンター」にいるの???」
ボーン「・・・はいで・・・・・・・おじゃる・・・・。」
少し間の空くボーン・・・。バディーが怒っている事が理解できているようだ・・・。
ルーレットで勝っているからと言って・・・バディーは許してくれそうも無いと・・・理解し始めていく・・・。
バディー「・・・・・・・・・・・・・・ブチッ・・・」
電話の切れる音ではなく・・・バディーの額の血管が切れる音がする・・・。
とぼけた3人組の初めての挑戦状は・・・・根本から失敗だったようだ・・・。
バディー・コンダー「(ToT)/」
バディー・コンダー「(TдT)うえぇぇぇ〜〜〜〜(ラストの泣き・・今回はわたくしですの〜〜〜〜〜ッッッ!!????)」
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報告書
氏名 : やすのぶ
ヒーロー名 : ヤスノV
依頼内容 : ドランの化石購入
今回の報酬 : 500ドニア ※備考記入
月賦 : 6,200ドニア
遂行可能ミッションレベル : C+
査定評価
イデアツーリスト内ランク 最下位
勤務期間 56日
備考
・報酬は本来50,000ドニアですが今までの装備品の費用の為、見送りとします。
・渡された「精霊の指輪 水+3」を細工師あおざるにより「ヤスノブローチ」に加工済み、次回支給します。
・特訓に関して剣術を施せる人材が社長以外、弊社にいません、至急検討ください。
・独自に必殺技を考えている傾向がありますが、まったく進歩なし。「警告」をしています。
・昔から育てていたドランが孵化した様子です。飼育方法は私、百絵が今後指示予定です。
ヤスノV 必殺技
・ヤスノブランチ 最大3体まで分身を作る。
・ヤスノブレイダー マシな大切り(一日100回素振りしているようです。)
・ヤスノブーム もう、よくわかりません・・この技・・・。
・ヤスノブーメラン 飛ばした武器が戻ってくる。(ヤスノブーム失敗対策)
・ヤスノブラボー 剣の残像を放ちます。(命中率UP? 腕の付け根でバレバレでした。)
査定員 百絵
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題名:走れ!イデアツーリストのヤスノV
第4話 復讐!挑戦嬢の挑戦状 (闘技場通いの娘編) 〜〜〜END〜〜〜
紅の氷 イデア YasunoV著