題名:走れ!イデアツーリストのヤスノV


薄暗い部屋の中、ろうそくの明かりを頼りに怪しげな薬を煮込んでいるクレス・・・。



クレス「ふっふっふ・・・・。」




元が何なのか全くわからないが・・・、真っ黒なモノを次々と煮込んだ鍋に入れていく。



少しずつ色が変わっていき、最終的には紫色の薬になっていった・・・。



クレス「・・・・・・コレで仕上げよ・・」



クレスが最後に取り出したのは多分・・・乾燥した葡萄、レーズン。




暫くすると怪しげな煙が立ち込めてくる・・・。



もはや、アニバーサリーというよりもタダの「呪いの儀式」にしか見えない光景だ・・。







ボンッ!!!!!!!!!







部屋一面に蔓延した紫の煙が少しずつ晴れていく・・・。

鍋に残った少しの液体を丁寧にビンに入れると、クレスの顔に笑顔がこぼれる・・・。




クレス「やった!!!完成だわ!!!・・・あ〜〜〜っはっはっは・・・」




まさに魔女か呪術師の笑い方をするクレス・・・。










この薬が元で、後に事件を起こす事になろうとは・・・今はまだ、誰も知らない・・・・。
















第3話「史上最強の野うさぎ」(オリジナルストーリー編)  〜〜〜前編〜〜〜


イデアのシンボル、大モニュメント。その前を通り過ぎて、イデアツーリストに向かって歩いていく
ポニーテールに白いリボンを付けた美しい女性・・・。


手には黒いファイルを持っている。よく見ると査定書と書かれているようだ・・・。





百絵「ふぅ・・・。今日も暑いなぁ・・・。」

ポーチからハンカチを取り出し、空を見上げながら汗を拭く百絵。




ポニーテールに白いリボンを付けた美しい女性、百絵はイデアツーリストの社員である。
手にもっている黒いファイルは重役以外の社員の査定を付ける為に必要なものである。
百絵は社員の成長を助け、又、指導をするという仕事を主要としている。
彼女自身が戦う事は皆無と言っていいほど少ないが、Sランクの仕事でもこなす事ができる実力の持ち主でもある。


百絵「今日はクレスさんが留守番の筈だから・・・急いで会社に行かないと・・・。」



クレスはその昔、店番をしているときにコックリさんをしていてお客に逃げられた事がある・・・。

それが元で「イデアツーリストの呪術師」の二つ名が付いたのだ・・・。




当然、会社の評判はガタ落ち・・・。会社が貧窮に陥った原因の一つでもある・・・。





百絵「今日は・・・コックリさんをしていませんように・・・」

百絵は銀行の横の細道を抜けて、祈りながら会社へと入っていく・・・。


百絵「おはようございま・・・」



カウンターにはクレスがクッキーの食べカスを撒き散らし・・居眠りをしていた。


睡眠不足なのだろうか?



その眠りは百絵が会社に入っていっても全く気付かない程、深いものであった。






はっきり言って、留守番の役目は全く果たしていない・・・。







百絵「はぁ・・・こう言うオチなんだ・・・。」

眉をしかめてクレスを起こそうとする百絵・・・。




百絵「起きて下さいっ・・・クレスさんっ・・。」

一生懸命クレスを揺らす百絵・・・。




クレス「クリームがいいのぉ・・・チョコのぉ〜〜〜。」



百絵「・・・・・。」



いっこうに起きないクレス・・・。お菓子の夢でも見ているのだろうか?





百絵「困ったなぁ・・・あたしもコレから査定書のまとめをしなきゃいけないのに・・・。」

会社のソファーに向かう百絵・・・。そのテーブルの上に百絵宛の手紙と小さな小ビンが置いてあるのに気付いた・・・。







百絵「?・・・・・なんだろうコレ??」





手紙には可愛らしい文字でクレスより・・・と、書かれている・・・。

百絵「・・・・」




とりあえず手紙を開ける百絵・・・。手紙にはこう書かれていた・・・。


^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
でぃあ、百絵ちゃんへ


ずっと前に「動物と話せたらいいなぁ」って言ってたので!!



動物と話せるようになる薬を作りました(ΦωΦ)/



今日は眠いので居眠りしますがおけなさんには内緒にしていてください。



(+.+)(-.-)(_ _)..zzZZもうだめ


                                ふろむ、クレス(゜ω゜)
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^







百絵「動物と話せるようになる薬??この・・ビンの中の??」

うれしそうにビンに手を伸ばす百絵・・・。




ビンの蓋をあけるとフルーティーな良い香りがしてくる・・・。




百絵「うわぁ〜〜〜・・・いい香り・・・。」




クレスの方を向いてうれしそうに微笑む百絵・・・。

ホワイトボードに書かれている予定では今日はクレス以外、会社に来ないようだ。





百絵「ふふふ・・・今日は留守番・・・変わってあげてもいいかなぁ・・・。」




クレスの座っている椅子にはキャスターが付いている・・・。

起きないようにそっとクレスをソファーに運ぶ百絵・・・。


百絵「ふふふ・・・ありがとう、クレスさん・・・。」








ちょっとした力仕事を終えて、冷蔵庫のお茶を持ってカウンターに座る百絵・・・。

査定書を書きながらクレスの代わりに留守番をする・・・。







3〜40分カウンターに座っているが、お客は来ない様子だ・・・。












暫くして喉の渇きに気付く・・・。

百絵「むぅ・・今日は本当に暑いなぁ・・・。」



汗が少しにじみ出て、ハンカチも汗でかなり染みている・・・。


イデアツーリストのクーラーは旧型でかなりガタがきている・・・。




クレスはそれも気にせずにグッスリと寝ているが、百絵には暑くて仕方が無かった。








百絵「冷蔵庫のお茶も全部飲んじゃったしなぁ・・・。」

暑さに負けてお茶で体を冷やしていたが一向におさまる様子は無い・・・。






百絵「・・・・・」







その時、クレスにもらった薬を思い出す百絵・・・。




百絵「・・・・・・。」







少し心配そうにビンの蓋を開ける・・・。

するとなんとも言えない良い香りが漂ってきた・・・。





百絵「うッ・・・いい香り・・・すごく・・美味しそう・・・。」


初夏を思わせるフルーティーな甘ったるい香りが百絵の心を揺るがす・・・。







百絵「ちょっとだけなら・・・いいよね??」

百絵はドキドキしながら薬のビンを口に近づける・・・。

暑さを我慢できずに少し、口に薬を忍ばせる百絵・・。








百絵「・・・・・・。」






百絵は目を丸くして声を上げる・・・。




百絵「!!??何コレ!?すっごい美味しい!!??」

その薬は今まで飲んだ事のある、どの飲み物よりも甘く、味覚を刺激するものであった・・・。






百絵「これって・・商店で売ったら大ヒット間違いないわ!!!」







百絵は薬であることを忘れて一気に飲み干してしまう・・・。

内容物を知っていたら絶対こうはならなかったであろう・・・。

しかし百絵は満足そうな表情でこう言った・・・。













百絵「・・・・・うまちょみれ〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!・・・・・・・」

ビンを掲げて目を輝かせる百絵・・・。








よっぽど美味しかったらしい・・・・。



百絵「なんか・・ヤル気が出てきたなぁ〜〜〜・・・。」



上機嫌でカウンターに座る百絵。




百絵「あっ・・・よく考えたら、これで動物とも話せるようになったんだよね?
ちょっと話してみたいなぁ・・・」




すくっと立ち上がり上機嫌で鼻歌を歌いながら、窓の外の方へ歩いてく百絵・・・。














夏の日差しが眩しく、せみの声がうるさい正午過ぎの事だった・・・。
















百絵「ぶるあぁぁあぁ〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!」


突然、百絵がお腹を押さえて苦しみだす・・・。
女性とは思えないほどの奇声を上げて床に倒れこんだ!!




バターーン!!!!




百絵「ぐぅぅっ・・・痛い・・痛いよぉ・・・」

今までに無い苦しみ、痛みに眉をしかめる百絵・・・。

暑さのせいで出ていた今までの汗と違い・・・おかしな脂汗がにじみ出てくる・・・。




まるで、腐り掛けの貝にでも当たったような痛みに加え、寒気までが百絵に襲い掛かる。


百絵「う〜〜ん・・クレスさ〜〜〜ん・・・痛いよぉ・・」




しかし、クレスは全く起きようともせず夢の中にいるようだ・・・。

クレス「チョコケーキはまだかぁ〜〜〜・・・チョコのぉ〜〜〜・・・・」

よだれを垂らして子供のような寝顔のクレス・・・。




百絵は苦しみに気を失いそうになっている・・・。


百絵「まさか・・・さっきの・・・・・薬?が??」

















当然である・・・。














百絵「うぅぅ・・・・」





あまりの痛さに気を失ってしまった百絵・・・。しかし、1分としないうちに気が付いた・・・。







百絵「・・・・・・・・・」









百絵「(??あれ?気を・・失ってた?って・・・・・あれ?????)」

百絵は体の痛みが無くなっている事に気付くと自分の声が満足に出ない事にも気が付いた・・・。






百絵「(なんで・・・声が出ないんだろう?って・・あれれ?????)」



さらに百絵は立ち上がると・・・いつもと違う目線に戸惑った・・・。



普通であれば立ってさえいれば、窓の外が見えるのにもかかわらず窓が遥か上の方に見えるからである・・・。



さらには、いつも肘掛けているカウンターさえもが自分の目線の上にあることに気付く。





百絵「(???なんで・・・・・!!!!!!!うわ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!)」

百絵は自分の手の平に見慣れない肉球ができている事に気付いて、初めて自分の現状を知る事になる。




百絵「(まさか!!まさか!!!!)」


百絵は焦ってカウンターの上においてあった鏡に自分の姿を映す・・・。
するとそこには大きな白いリボンを付けた「野うさぎ」が映っていたのだ・・・。



百絵「(うわ〜〜〜〜〜ッ!!!野うさぎになってる???なんでなんで???)」




一生懸命考えるまでも無く、原因は唯一つ・・・、クレスの薬である。




百絵「(そんな・・・なんで野うさぎなの?)」





カウンターの上のペン立てを倒して、クレスに駆け寄る百絵。

クレス「うふふふ・・・・ケーキきたぁ・・・・」

夢見心地で何も知らないクレス・・・。

のん気にケーキを食べる夢を見ているようだ・・・。

百絵「(起きて!!起きてよ!!クレスさん!!!!!)」






肉球の付いた手の平でペンペンと頬を叩くが一向に起きないクレス。









百絵「・・・・・・・・」











百絵「(・・・背に腹は変えられないわ・・・・・)」











百絵は業を煮やして、さっき倒したペン立てのボールペンでクレスを突き刺そうとする。







人の姿をしていたら「イデア旅行会社、殺人事件!」の一場面のようだ・・・。


百絵は結構、過激なところがある・・・。











ザクッ・・・・。















クレス「イタぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!」




百絵のボールペンがクレスの手の甲に刺さる・・・。

ある意味、酷いシーンであるが、居眠りをしているクレスも悪い・・・・。







クレス「フォークで手を刺さないで!!!ケーキあげるから!!!って・・・?」


夢から覚めたばかりのクレスは、まだ夢を見ている様子で暫くボーーッとしている。





クレス「・・・・・・??なんか・・・・手ェ・・痛い・・?」

百絵「(やっと起きてくれた!!クレスさん・・クレスさん!!!)」






クレス「・・・・・・」









クレス「・・・・・はぅぁあ!!!なんっじゃ、こりゃ?!!!??」


手の甲に付いている自分の血に戸惑うクレス・・・。






足元でピョンピョン跳ねる百絵にはまだ気付いていない・・・。

百絵「(気付いて!!気付いて!!!)」

赤い目をして涙目でクレスに訴える百絵・・・。











クレス「ああああぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜ッツ!!!!!」









カウンターに転がっている薬のビンに気付いて走り出すクレス・・・。


ボスンッ!!!









百絵「(ぎゃッ!!・・・・・・いった〜〜〜〜い・・・・・・)」


百絵はクレスに蹴っ飛ばされてコロコロと転がってしまった・・・。












クレス「コレは・・百絵ちゃんにあげる予定だった・・・薬・・・」


クレスは周りを見渡してようやく野ウサギの百絵を発見した・・・。








クレス「あなた・・・まさか・・・・・」








百絵「(そうそう!!!私よ!!!百絵よ!!!クレスさん!!!)」



クレスに気付いてもらい、うれしそうに飛び跳ねる百絵・・・。





クレス「・・・・・・・」


しかし、クレスの目は百絵に向けて鋭く光っている・・・。






百絵「(クレス・・・・さん・・??)」

少し汗がにじみ出てくる百絵・・・。








クレス「この薬!!!あんたがこぼしたのッ!!!?????」


百絵「(!!!!???えっ?あの・・・私は・・・)」




クレスは野ウサギが百絵であることには気付いていない・・・。




野ウサギを捕まえようと腰を低くして両手を広げる・・・。




クレス「大丈夫よ・・・何にもしないから・・・こっち来なさい・・・。」



目を黄色く光らせ、ジリジリと・・・にじみよる・・・。


百絵の目に見えるのは・・・



どす黒い波動・・・。

キュピーーンと耳を劈く高周波・・・。

おどろおどろしく動く両手の指・・・。


はっきり言って、今のクレスには悪霊ですら近寄ることは無いであろう。






百絵「・・・・・・・・・」







百絵「(今、近寄ったら・・・絶対・・・・・殺られるッ・・・!!)」

小さく体を震わせて身を縮める百絵・・・。










クレス「・・・・・・。」
















パキっ・・・・・。





クレス「えっ??」

百絵がさっき転がしてしまったペン立てを踏んづけてしまい、クレスは一瞬気を取られた。
その隙を百絵は見逃さなかった・・・。

百絵「(今だ!!!!)」




ダダダダダダッ!!!!!!バリーーーーーーン!!!!!!!!!





百絵は台所に一気に駆け込み、台所の窓ガラスを割って脱出したのだ・・・。



クレス「ああっ!!ちきしょ〜〜〜〜!!!!待てッ!!!!ドラうさぎ!!!!!!!」



不覚にも野ウサギに一本取られてしまったクレス・・・。

青ざめた顔をしてクレスは野ウサギを追いかけようとするが、留守番である為に追いかける事はできない・・・。





クレス「困った!!!あのドラうさぎを何とかして捕まえないと・・・言い訳をおけなさんにできないじゃない!!!!」

クレスは事の他、焦った・・・。

眠っている間にウサギに侵入されたあげくガラスまで割られた・・・と、あってはどうにも面目が立たない・・・。




クレス「むぅ〜〜〜〜〜〜っ・・・・」





困った表情で考え込んでいるとイデアツーリストの扉が開いてくる・・・・。

誰かが入って来たようだ・・・。





??「ふぉっふぉっふぉ・・・・元気じゃッたかな?・・・。」

あからさまに魔法使い風で「仙人の法衣」を着ている老人が挨拶をする。
魔法使い用の杖は魔法を使う為ではなく、体を支える為に持たれている・・・。
この老人はクレスを知っているようだ。



クレス「あっ、闇慈ィ〜??」



闇慈「久しぶりじゃな・・・病院から戻ったぞい・・・。」


「仙人の法衣」を着ている老人、闇慈はイデアツーリストの社員である。
不整脈が原因で入院し、暫く会社を休んでいたが「イデアツーリストの知恵袋」と呼ばれ、現役として働いている。
社員からは「闇爺」と呼ばれて馴れ親しまれているが、やすのぶを会社に引き込んだのも実はこの人の差し金である。
最近は痴呆の症状が出始めていて社員をハラハラさせることがある「トラブルメーカー」でもある。




闇慈「どうしたんじゃ?この騒ぎは?それに手も・・・血ィ出とるぞ?」

闇慈は杖を振りクレスの手の怪我を魔法で治す・・・。



クレス「会社に忍び込んだ野ウサギに・・・やられたの・・・」

悔しそうにするクレス・・・。闇慈に手を治してもらい手の甲を擦って怪我の完治を確かめる・・・。



闇慈「むぅ・・・やるのぉ・・・そのうさぎ・・。」


感心して顎のひげを擦る闇慈。



クレス「(闇爺に留守番を頼みたいけど・・まずいだろうなぁ・・・)」


眉をしかめるクレス・・・。




闇慈「ん?まだどこか痛いのか?かすみさんや?」


クレス「私はクレスよ!!!今までかすみさんと思っていたの?」


闇慈「おぉぉ・・・大きくなったのぉ?見違えたぞ?」


クレス「大きくって・・・前に会ったのは3ヶ月前じゃない!!」


闇慈「おぉぉぉぉ・・・・こんなに大きくなりおって・・・・」


クレス「だから!!!3ヶ月前って・・・」




闇慈「・・・・・・・」

大きな声を出されて哀しそうな顔をする闇慈・・・。






闇慈は財布から1万ドニアを取り出しクレスに渡す・・・。

闇慈「爺ちゃんが小遣いやろぉなぁ・・・」





クレス「わぁ〜〜〜、ありがとう!!お爺ちゃま・・・・。」

満面の笑顔で闇慈を受け入れるクレス・・・。




闇慈「ふぉっふぉっふぉ・・いいんじゃょ、いいんじゃょ・・・」

うれしそうな闇慈・・・、ちなみにクレスとは血の繋がり等は一切無い・・・。



闇慈「んで・・ウサギを捕まえたいのかの?」

クレス「え、えぇ・・・そうだけど・・・」

言葉に詰まるクレス・・・。



退院したばかりの闇慈には窓際で日向ぼっこするのが精一杯であろう・・・。

しかも、闇慈のいる場合は火の元に気を付けないと会社が火事になりかねない・・・。

痴呆は・・・恐ろしい病気である・・・。




闇慈「わしが・・捕まえてやろうかの?」

クレス「えぇぇ!!!??」


汗を垂らすクレス・・・。



ある意味、危険な賭けである・・・。



闇慈「家でもウサギは飼っておるでな・・・扱いはバッチリじゃよ・・・。」



闇慈は年寄りの趣味としてウサギを飼っている・・・。

痴呆の進行抑制にはとってもいいらしい・・・。



しかし、クレスは一つの疑問を闇慈に投げかける・・・。










クレス「・・・・3ヶ月間・・・入院中だったよね・・・?」






闇慈「・・・・・・」





クレス「・・・・・・・」




闇慈「・・・・・・・」





闇慈「また、飼い始めようと・・・」




クレス「ちょっと!!!今まで飼ってた子は大丈夫なの!!?」




汗をダラダラ流して突っ込むクレス・・・。

色々考えるとかなり可哀想になってくる・・。


闇慈「ふぉっふぉっふぉ・・・、冗談じゃょ、隣の家のセイカさんが面倒を見てくれとる・・・。」



むしろ闇慈の面倒・・いや、介護をお願いしたい・・・。




クレス「・・・・でも、病み上がりでしょう?無理はよくないわょぉ・・・。」


腰に手を置いて闇慈に話しかけるクレス。



闇慈「・・・?小遣いが足りんかったかの?」




又、財布から1万ドニアを取り出しクレスに渡す闇慈・・・。





クレス「おじぃちゃま、がんばってウサギ狩って来てね!!耳に白いリボンが付いてるから!!!!」



闇慈「ふぉっふぉっふぉ、任せたらいいて・・・・」




クレスはうれしそうに手を振って闇慈を送り出していった・・・。







クレス「・・・・・・・・」










とは言うものの・・・やはり闇慈だけでは不安が消えることは無い・・・。





クレス「・・・・・・しょうがない・・アレでも、いないよりマシか・」






保険のために、会社が休日の「あの男」を召喚することにした・・・・・。





・・・・・・・・・・・・・・・









イデア南の町外れ、海岸沿いに出るとたくさんの住宅街が見えてくる。
入り組んだ道を抜けた、その奥に日当たりの悪そうな一軒家がある。
かまぼこの板に開発局と書かれた表札の出ている一軒家。


イデアツーリスト、開発局がそこに存在する。



あおざる「ふふふふふ・・・・・」


開発局の部屋の中、あおざるが自信ありげに中央の布を掛けた台座に歩いていく・・・。




部屋の中にはたくさんの機械が溢れ返り、掃除が無縁とも言うべき散らかり具合・・・。

しかし、どこに何があるかは副局長のみが知っているために誰にも掃除をすることが許されない。

そう、ここは開発者のアルカディアなのである・・・。


そこで責任者を務めているのは過去、何度か登場している細工師「あおざる」である。



誰にも掃除をすることを許さない副局長の細工師、あおざるはイデアツーリストの社員である。
その昔、王宮警護団の装備品を開発、細工、強化していた過去を持つが突然辞職した経歴を持つ細工師である。
本人は戦うことは好まない為、滅多なことでは武器を持つことは無い。
使うよりも作る事を喜びとし、イデアツーリストのメンバーが使うアイテムの細工を最も好んでしている。
しかし、「何でも屋稼業」の為に、まったくした事の無い仕事(犬小屋の修理)まで
押し付けられることもある可哀想な細工師である。



あおざる「さぁ、やすのぶくん、よく見ていたまえ!!!」


新しいものを見せるときは妙にテンションが上がるあおざる・・・。

散らかった部屋の真ん中、台座に白い布を被せて何かを隠しているようだ・・・。


やすのぶ「おぉぉぉぉ・・・・・」



ドキドキしながら見守るやすのぶ・・・。


やすのぶは今日、仕事が休みのようだ・・・。





あおざる「紹介しよう!!!これが君のあたらCィ〜〜〜〜〜アイテムだァ〜〜〜〜〜ッ!!!!!」


バッと白い布を取り上げるあおざる・・・。



やすのぶ「おぉぉぉ〜〜〜・・・・???おっ?」




そこには前回、支給されたはずのブーツが置かれていた・・・。





やすのぶ「あの・・・あおざるさん・・・・?」



あおざる「なんだい?やすのぶくん??質問は10文字以内にしてくれよ・・・。」




やすのぶ「・・・・。コレハナンデスカ?(8文字)」





あおざる「はっはっは、よくぞ聞いてくれた!!これは君のあたらCィ〜〜〜〜〜アイテム!!」



やすのぶ「ヤスノブーツですよねぇ・・・?」



あおざる「ノン!!ノンノン!!」




人さし指を振って笑うあおざる・・・。かなりテンションは高い・・・。



あおざる「これは、「ヤスノブースター」だァ〜〜〜〜!!!!!」




やすのぶ「!!!!????ヤスノブースター!?・・・ですかぁ・・・・・」




確かに前回支給されたものとは違い、うっすらと青白く、高級感が溢れている・・・。

しかし、靴ばかりを支給されて嬉しさは半減している様子のやすのぶ・・・。





やすのぶ「・・・・・ヤスノブーツと何か違うんですか?・・・」




眉をしかめてヤスノブースターを手に取るやすのぶ・・・。

すると、持った瞬間に何が違うのか、無知なやすのぶにも理解することが出来た・・・・。





あおざる「ふっふっふ・・・・」





やすのぶ「うおおおおぉぉぉ〜〜〜〜〜〜!!!!!!すっごい、軽いぞ???」

ヤスノブースターはフワフワっと、羽のように舞い上がる・・・。

まるで重力を無視しているかのように浮きつづける・・・。



やすのぶ「なんで!?なんで!!?」



あおざる「ふふふ・・・それはねぇ・・・」


説明しようとするその途中、話に割って入る一人の男が開発局の台所から戻ってくる・・・。





眠傀「浮羽って素材を魔法で加工して作っているのさ・・・。」


手に小さな布の袋を持ってクッキーを取り出し・・・食べながら説明する眠傀・・・。





あおざる「ああっ・・・!!僕のセリフとクッキーを取らないで・・・!!」



ちょっと哀しそうに眠傀に訴えるあおざる。テンションは下がってしまったようだ・・・。




前回の依頼以来、眠傀はイデアツーリストに顔を出していて、やすのぶとも面識が出来ている・・・。

余談として、眠傀の脇毛がボーボーでなくて、やすのぶが、がっかりしていた事を付け加えておこう・・・。





やすのぶも会社で面識の無い人が少なくなってきていた・・・。



残る社員で面識がないのはwashinkoとチャーリーである・・・。


近い未来に出会うことになるが、この二人に失礼極まりない事をやすのぶがしてしまうとは、

この時は誰にも予測が付いていない・・・。

そのお話も、いずれ又する事になるだろう・・・。







やすのぶ「すごいなぁ・・・こんなの履いたら、きっと速く走れそう・・・。」




物珍しそうにヤスノブースターを見ているやすのぶ・・・。

破れたシートのソファーに座り、ヤスノブースターを履こうとする・・・。




あおざる「ちょっとまって!!やすのぶくん用にカスタマイズしてあるから非常に壊れやすいんだよ・・・。」



説明をろくに聞かず何かをしようとするクセのあるやすのぶにあおざるが必死で止める・・・。



やすのぶ「えぇ〜〜・・・壊れやすいって・・・2〜3ヶ月はモツんでしょう・・・?」



あおざる「いや・・・多分、丸一日モタないよ・・・」



苦笑いしながらヤスノブースターを大事そうに取り上げるあおざる・・・。




眠傀「一度壊れたら修復は出来ないから大事に使うんだぞ・・・。」



あおざる「そう!大事に使ってくれョ!!履けば二分の一の体重になるんだよ・・。」



やすのぶにそっと「ヤスノブースター」を手渡すあおざる。




やすのぶ「わかりました!大事に使います!!!」

返事だけは一人前のやすのぶ・・・。

「大きなカバン」に「ヤスノブースター」をしまい込んだ・・・。


眠傀とあおざるは笑いながら顔を見合わせていた・・・。







トゥルルル・・トゥルルル・・トゥルルル・・・・・・・・








ちょうど話が一段落したその時、やすのぶに「ささ」が入ってくる・・・。


一時前といった位の時間だろうか・・・。




やすのぶ「あれ?誰だろ??」



不思議そうに「ささ」に出るやすのぶ・・・。




やすのぶ「はい、やすのぶです・・・。」


クレス「あっ・・・やすのぶくん?私、クレスょ・・・」




やすのぶ「・・・・・・・こんにちは・・・」




かなり不満そうに電話に出るやすのぶ・・・。

仕事が休みの日にクレスからの電話というのは、やすのぶの過去、大抵ロクな事が無かった事から

こういう対応になってしまったのだろう・・・。

以前、やすのぶは数度・・・「パシリ」をさせられた事がある・・・。




クレス「なによ!!元気よく「ご機嫌麗しゅう!クレスお嬢様!!」くらい言えないの!!??」


やすのぶ「それは・・・ムリっす・・・。」



部長クレス、相変わらず平社員やすのぶに無茶な注文を付ける・・・。




クレス「早速、用件を言うけど「耳に白いリボンを付けた野うさぎ」を狩ってきて欲しいの・・・。」




やすのぶ「・・・・・・野うさぎ・・・」



ため息をついてクレスと話すやすのぶ・・・。

やすのぶ「なんかの「呪い」に使うとかですか?嫌ですよ、可哀想じゃないですか・・・。」


クレス「違うわよ!会社をボロボロにしていった「悪」のウサギよ!!!」


やすのぶ「何!!!???「悪」???」


悪という言葉に反応するやすのぶ・・・。







眠傀「・・・・・・・」


あおざる「なんか・・・変な話してない・・・?」




呆れた顔をして顔を見合わせる眠傀とあおざる・・・。




クレス「私の手を傷つけるし、ガラスを割るし、もうメチャクチャなの!!お願い!狩ってきて!!」



やすのぶ「・・・・・・・」






少し間を空けて・・・・やすのぶはクレスに質問する・・・。
















やすのぶ「金額は・・・・?」


クレス「1万ドニアだ!!!」





やすのぶ「はっはっは・・・特別ボーナスだぜ!!!ヒ弱なウサギで1万とは!!!!」









どこかで聞いたようなフレーズで話を進める二人・・・。


なんだかんだ言って仲が良いのは確かである・・・。








やすのぶは笑いを噴き出しながらクレスにこう言った・・・。



やすのぶ「その依頼、引き受けさせてもらうョ・・・。」







クレス「お願いね、あと闇爺が退院してきてて街に出ているはずだから「家でおとなしくしてて」って伝えておいて・・・。」



やすのぶ「おぉ!!闇爺が・・・?判りました・・・。」


そういうとやすのぶは「ささ」を切り、眠傀とあおざるにクレスとの話を説明した・・・。




眠傀「・・・・野うさぎ・・・が・・会社をねぇ・・・」

半信半疑の眠傀・・・。



あおざる「あのクレスちゃんに怪我させるって・・・・熊みたいなうさぎかなぁ・・・?」

いまいち想像がつかないあおざる・・・。




やすのぶ「とにかく、耳に白いリボンを付けたうさぎを狩って来いって事なんで・・・行ってみますよ・・・。」



ケタケタっと笑うやすのぶ・・・。


よもや「野うさぎ」が百絵であるとは誰もが予想をしていない・・・。




眠傀「よし!!今回は俺も付いて行ってやろう・・・」

首の骨をポキポキっと鳴らして機械の山に積んでいた高級そうな魔法の杖を取り上げる・・・。


やすのぶ「!!本当ですか??」




眠傀「二人でやれば、あっという間に終わるぞ・・・。大体、狩るって事は後で食べるって事だろ?」


眠傀は嬉しそうに大きなカバンから「焼肉のたれ」を取り出す・・・。


やすのぶ「!!いや・・・食べないでしょう・・・っていうか・・・・・可哀想でしょ!!!」


あおざる「そうですよ・・・眠傀さん」



眠傀「はっはっは、冗談だよ」

満面の笑顔の眠傀・・・冗談が好きな人物のようである・・・。










やすのぶ「捕獲したら、「ペットショップ」か「サーカス」に売り飛ばすんですよ・・・。」



真剣な眼差しのやすのぶ・・・。


眠傀「・・・・・・。」



あおざる「・・・・・・・・。」



正義の味方を語る割りには・・・金に汚い所があるやすのぶであった・・・・。



やすのぶ「じゃ、あおざるさん・・・・行ってきますね・・・。」



数日前に新しく支給された「ヤスノブレード」をソファーから取り上げて「大きなカバン」にしまい込むやすのぶ・・・。



あおざる「そうだ!実はそれ、ちょっと「細工」を追加してるんだ・・・。」




急いでやすのぶに説明するあおざる・・・。



・・・・・・・。



この5分後、「野うさぎ」の捕獲のため、「闇慈」に続き、「眠傀」と「やすのぶ」も動き出す・・・。



3人の刺客が襲い掛かってくるとは、この時「百絵」は、まだ知るよしもなかった・・・・。
















・・・・・・・・・・・・・・



一方そのころ、会社で留守番をしていたクレスがあることに気付く・・・。














クレス「・・・・・・・・・おかしい・・・」


台所のガラスをホウキで集めながら眉をしかめるクレス。



クレス「・・・・今頃・・・百絵ちゃんが来ているはずよねぇ・・・」




塵取りでガラスをゴミ箱に捨てて、クレスはカウンターに置いてある黒いファイルを見つける・・・。

クレス「?あれ・・・??こんなの・・あったっけ???」



黒いファイルの中は本日の日付が書かれている書き掛けの査定書が入っていた・・・。

字は百絵の物である・・・。



クレス「・・・・むぅ・・・・・・・・・」




目を瞑り、腕を組むクレス・・・。

何かを考え込んでいるようだ・・・・。




クレス「百絵ちゃんは、一度会社に来た・・・・?」


辺りを見回してクレスの手紙が破られていることに気付く・・・。



クレス「百絵ちゃんはこの「手紙」を読んで・・・薬を飲んだのかナァ・・・?」




さらに薬のビンを取り上げてビンの淵を見てみると「口紅」の後が付いている事に気が付いた・・・。


クレス「むっ・・・・・・・」









クレス「絶対に飲んだんだ・・・・。」





ここまでの推理を100%当てているクレス・・・。





クレス「百絵ちゃんの性格なら・・・すぐにでも動物と話に行きたがるだろうなぁ・・・」


窓を開けて、遠くを見つめるクレス・・・。


その時、大きく目を開けてハッとしたような顔つきで大声をあげる・・・。



















クレス「うさぎに会社を襲撃させたのは・・・百絵ちゃん・・・・!!!???」
















そんな訳がない・・・・。



















クレス「だめだ!!これ以上の推理は仲間を疑う方向にッ!!!」


頭を両手で抱えて、首を大きく振るクレス・・・。









少しは自分の薬を疑う事をして欲しい・・・・。









クレス「こういう時は!!決まって「コレ」よねぇ・・・・」





クレスは得意そうに懐からハンカチを取り出す。


ひらがな50文字と下のほうに「YES」と「NO」と書かれているハンカチ・・・。


そして、財布からきれいに磨かれた「10ドニア玉」を取り出し、ハンカチの上に置いた・・・。

・・・・・・・・・・



クレス「コックリさん、コックリさん・・・来て下さい・・・。」




事の真相を「コックリさん」に委ねるクレス・・・。


ハンカチから少しずつ「黒い何か」が煙のように涌き出てくる・・・。

微妙にコックリさんはパワーアップしていっている・・・。






その時、会社のドアがゆっくりと開く・・・。




おけな「ホテルに着く前に、会社でくつろいで行かれるとよろしいですょ、お客さ・・・・」



笑顔でドアから入ってきたのはお客を連れた社長おけなだった・・・。


呆けた顔でクレスを無言で見つめる・・・。



おけな「・・・・・・・・・」




クレス「・・・・・・・・・」








おけな「 (-_\)ゴシゴシ(/_-)ゴシゴシ・・・・・」




クレス「・・・(ΦωΦ;)」









コーク「ヘィ!!ミスターおけな??どうしたんだィ??早く中に入れてくれよ・・」


クー「コーク!急かしちゃ悪いわょ・・」







バタンッ!!!!!!







慌ててドアを閉めて外で話をしている、おけなとお客二人・・・。


ホワイトボードのおけなの欄には新婚旅行客、観光と書かれている・・・。



新婚旅行で一生忘れられない心霊体験をさせる訳にはいかない・・・。




そう、社長おけなは思ったのか・・・それとも過去の苦い経験を思い出したのか・・・・。





しばらくして、社長おけなのみが会社に入ってくる・・・。

お客には先にホテルに向かってもらったようだ・・・。


当然、おけなの血相は変わっている・・・。








おけな「クゥ〜〜〜レェ〜〜〜〜スゥ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」





クレス「あははははは・・・・・・・・」






おけな「ハンカチ出せ!!!没収だァ!!!」




クレス「は〜〜〜〜い・・・・」


素直に懐のハンカチを渡すクレス・・・。








おけな「・・・・・・・・・」




クレス「・・・・・・・・・」







おけな「・・・・・・・・・」




クレス「・・・・・・・・・」








おけな「「大きなカバン」の中にあるのもだァァァ!!!!!!!」






クレス「エエェェッ!!!???」




おけなはクレスの「大きなカバン」の中を探り出す。

クレス・・・・やすのぶと変わらない真似をする・・・。


クレス「止めてッ!!!セクハラよ!!セクハラァ〜〜〜!!!」





おけな「うるさい!!低級霊とばかり話してる奴が何を言うんだ!!」




クレスの「大きなカバン」から「コックリさん用ハンカチ」が次々と出てくる・・・。

最終的に10枚近くのハンカチが出てきた・・・。



クレス「うわ〜〜〜ん・・・あたしのハンカチ返してぇ〜〜〜〜〜」

泣きべそをかいて、一生懸命おけなの服を引っ張るクレス・・・。



おけな「だめだ!!俺は今から「イデアシーサイドホテル」に行って、直帰するからな!!!」

(直帰 : 会社に戻らずに家に帰ることです(´▽`)/)




クレス「えっ!?帰っちゃうの??じゃぁ、ハンカチは・・・?」














おけな「燃えるゴミの日に出して・・・捨てておく・・・。」



クレス「うわ〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!」



おけな「ちゃんと7時まで留守番してろよ、クレス!!!」


クレスを振り切り、人差し指で両方の耳を塞ぎながら海岸の方へ走っていく社長おけな・・・。












歯ぎしりしながら上目遣いで手を握り締めるクレス・・・。



クレス「くぅ〜〜〜〜ッ!!!!あのうさぎが全部悪いんだ!!!!!あのドラうさぎがァァッ!!!!」






真相は謎のままに「野うさぎ」を心底憎むクレス・・・。



怒りの為か、百絵の事を忘れてしまっているようだ・・・。









現状、クレスの「コックリさん用のハンカチ」がない為、野うさぎが百絵である事を確かめることが出来ない。

おまけに、「百絵狩り」の為にイデアツーリストのメンバー3人が刺客として襲い掛かる・・・。









野うさぎになってしまった百絵は無事に人間に戻ることが出来るのであろうか?












--------------------------------------------------------------------------------
                    報告書
 氏名 : やすのぶ 

 ヒーロー名 : ヤスノV

 依頼内容 : ドラうさぎの狩り、遂行中(抹殺OKだょ(ΦωΦ)/)

 今回の報酬 : 10,000ドニア予定(私のポケットマネーより)

 月賦 : 5,000ドニア(ちょっと高すぎでは?)

 遂行可能ミッションレベル : C(むしろSにして地獄を見せ・・・・げふげふ)


査定評価

 イデアツーリスト内ランク  最下位(きっと万年だろうねぇ・・・)

 勤務期間  42〜45日?(ちょっと判らないわ・・・)


備考

  ・休日だけど私、クレスが召喚しました。

  ・最近暑いから仕事したくないよね、百絵ちゃん今度海岸近くの喫茶店で「バケツパフェ」食べようね。

  ・そうそう、やすのぶくんがこの前、図書館で油売ってたよ、減給だよね?減給!!

  ・あおざるくんに頼んだ「ポチの犬小屋」まだできないのかなぁ?今度聞いてみて。

  ・一度で良いから「ゲイザーボム」を手に入れてみたい。なかなか手に入らないものなのよね・・・。


  ・後、やすのぶくんが勝手に必殺技の特訓してました。敵が使っていた技をパクったみたいだよ。
   たしか・・・「ヤスノブラ・・・ジャー」だったっけ?よく覚えてないです。



     ヤスノV 必殺技

  ・ヤスノブランチ   最大3体まで分身を作る。(唯一たいした技でした。)

  ・ヤスノブレイダー  ショボイ大切り(思いっきり振っただけだったょ)

  ・ヤスノブーム    この前は何にも出てなかったよ・・・。いい加減、夢から覚めて欲しい

                         臨時査定員  クレス(ΦωΦ)/