題名:走れ!イデアツーリストのヤスノV





???「うふふふ・・・・やすのぶくん・・・がんばって〜〜〜〜」







やすのぶ「えいっ!!!えいっえいっ!!!てりゃ〜〜〜〜ッ!!」


木刀を振り回し・・・一生懸命「青いマントの男」に攻撃するやすのぶ・・・。

どうやら、またもや「剣の稽古」をつけて貰っているらしい・・・。



????「ははは!どうした?がんばれ!がんばれ〜〜〜!!!」


にこやかにヒラリヒラリとやすのぶの攻撃をかわす青いマントの男・・・。




余裕を見せて岩に座る「魔法使い風の女性」に手を振る・・・。






上質とは言えないが「可愛らしい緑の魔法衣」・・・。

手には何も持っていないが・・・杖は背に背負った「リュックサック」に閉まっているのであろう・・・。

髪の毛は長いのであろうが「帽子」を被っているためにどのくらいの長さであるかはわからない・・・。

外見は大体14歳〜15歳くらいに見える・・・。


???「ふふふ・・・よそ見は危ないわよ〜〜〜?」


????「大丈夫です・・・だよッ!!!ははは・・・」


話し方に気を遣っている様子の「青いマントの男」・・・。

岩に腰掛ける女性の瞳は・・・「青いマントの男」に「憧れにも似た眼差し」を向けている・・・。


やすのぶ「ちきしょ〜〜〜!!「あかりお姉ちゃん」ッ!!!僕の応援してや〜〜〜〜ッ!!!」


岩に腰掛ける女性の名前は「あかり」・・・。

どうやら「青いマントの男」と知り合いの様だ・・・。



あかり「うふふ・・・ごめんごめん・・・でわっ!「大いなる愛に包まれ・・・悪を退ける力をあなたに・・・」!!!!」




????「いぃ〜〜〜〜ッ!?それは反則でしッ・・・だろッ???」



あかり「「アヴィリティア」っ!!!!!」



あかりの指先から「眩い光」がやすのぶに降り注いでいく・・・。

やすのぶ「おぉ〜〜〜〜〜!!!!強くなってってるん!?これ!?」

やすのぶの攻撃力が魔法効果で一気に増していく・・・。


目を黄色く輝かせて青いマントの男に襲いかかる・・・!!!!


????「あ、当たったら・・・・結構痛いぞっ!?それ!!?」




やすのぶ「へへへッ!!! 「あの技」をお見舞いするぞ〜〜〜〜〜ッ!!!」

やすのぶは青いマントの男に教えて貰ったばかりの「必殺技」を使おうとする・・・。


やすのぶ「でりゃ〜〜〜〜っ!!!!」









ヒラリっ!!ヒラリっ!!!

やすのぶは剣を「十字」に振ったようだが・・・スピード自体は上がっていない為・・・

結局「攻撃」をかわされる・・・。



しかし・・・「魔法でパワーアップしたやすのぶ」がっ!!!


なんとあかりの座っている岩に向かって突っ込んでいく!!!



あかり「き・・きゃぁ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!?」
















ドガーーーーーーーーーーン!!!













やすのぶ「う〜〜〜〜ん・・・・」







大きなたんこぶを作って気を失うやすのぶ・・・。

岩は少しヒビが入り・・・やすのぶの「攻撃力UP」具合が見て取れる・・・。




あかり「あぁ〜〜〜・・・・や、やすのぶくんっ!!」



????「ひ・・・姫ッ!やすのぶっ!!お怪我はッ!?」







ガンッ!!





青いマントの男をゲンコツで殴るあかり・・・。

結構本気の一撃である・・・。



あかり「ばかっ!!ここで「姫」って言ったらダメでしょ!?」





????「ぐぐぐ・・・も、申し訳ありません・・・」


あかりは何処かのお姫様なのか・・・?


青いマントの男が「言葉」に気をつけるぐらいであるから・・・かなりの階級のお姫様なのであろう・・・。

あかりはやすのぶを膝まくらで寝かせて頭をなでる・・・。





ニコっと笑い・・・青いマントの男に顔を上げて話しかける・・・。






あかり「この子が私の「プリンセスガード」の弟・・・「ふっきい」の弟なのね・・・。」

(プリンセスガード(王女特別警護人)です(´▽`)/)



????「えぇ・・・そしてイデア三銃士の一人でもある・・・、「ふっきい」の弟・・・やすのぶ・・・。」


にこやかに・・・あかりに答える青いマントの男・・・。



あかり「大きくなったら・・・「ふっきい」や「あなた」みたいになるのかしら・・・?」



????「ふふふ・・・どうでしょうね・・・?やすのぶ次第ですよ・・・。」


青いマントの男があかりにそういうと・・・またも不機嫌そうな顔つきに変わるあかり・・・・。


あかり「まったく・・・・あなたはどうして私に・・・敬語を使うの・・・?」



????「えっ・・・?いや、姫に無礼な事は・・・」


低姿勢に、しかしながら優しく微笑む青いマントの男・・・。





微笑みながら・・・懐から「天使の水」を取り出してやすのぶに飲ませようとする・・・が、あかりはそれを止める・・・。



あかり「「水」はいいわ・・・私が・・・「傷つきし心、体の傷を癒しの光にて・・・・キュアッ」!!!!!」




パァ〜〜〜〜〜・・・・・




やすのぶの「大きなたんこぶ」が少しずつ小さくなっていく・・・・。


丁寧な「魔法の詠唱」をして・・・やすのぶの傷を回復させる・・・。


やすのぶ「うぅぅ・・・・・」


すると、やすのぶは目を開けて・・・じわっと目に涙を浮かべていく・・・。




????「ぐぅおっ!!!!マズイっ!!!あかりっ!!!早く離れるんだ!!!!」


あかり「えっ?えっ???どういうこと???」





やすのぶ「うえぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜(ToT)シ」



大きな声で泣き出すやすのぶ・・・。

少しずつ・・・「鼻水」が鼻の中に貯まっていく・・・。


あかり「あぁぁ・・・大丈夫だった?やすの・・・えっ!?えっ!!!!・・・いやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!」





やすのぶ「ズズズズッズズズズ〜〜〜〜〜〜〜〜〜 (T-T)」




なんとっ!MAXまで蓄積された「やすのぶの鼻水」が・・・あかりの「魔法衣」に襲いかかってしまった!!!







あかり「ひ・・ひぎぎぎ・・・ぶ・・ぶぶ・・無礼な・・・・・・」



歯をガチガチ振るわせて涙目になる「あかり」・・・。

思わず「お姫様言葉」が出てきてしまった・・・。


????「おっ・・・お前っ・・・謝れよ・・・やすの・・・うわ〜〜〜〜〜〜〜っ・・!!!!」



やすのぶ「ズズズズッズズズズ〜〜〜〜〜〜〜〜〜 (T-T)」




鼻水を出し切ったと思って安心した青いマントの男・・・。

近寄った隙を見て・・・またもや「自慢の青いマント」に鼻水を付けられてしまう・・・・。




あかり「最悪ッ!!!超〜〜〜〜〜最悪ッ!!!!!」




????「なんで・・・マントに鼻水を・・・いっつも・・・いっつも・・・付けるんだ・・・やすのぶぅ〜〜〜・・・」



やすのぶ「うぅぅ・・・うぇぇ〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!」



あかり「えっ!!?えっ!?」




????「やばいッ!!!「第2波」が襲いかかってきた!!!!!」



ぐっ・・・・・

あかりの手を掴んで逃げようとする青いマントの男・・・。





あかり「あっ・・・・」

顔をものすごく赤くして・・・うつむきながら手を引かれて走るあかり・・・。


草原を駆けていく3人の姿は・・・滑稽だが楽しそうだ・・・。





昔・・・・そう・・・10年も・・・昔の話である・・・・。












第6話「秘剣、クラージュ」(クラージュ & tomimari編)     〜〜〜中前編〜〜〜 






満身創痍の体で地面に倒れ込んでいるやすのぶ・・・。





GEIZUとモカを悔しそうな眼差しで見つめた後・・・スクッと立ち上がり大きな声で怒鳴り上げる・・・。



やすのぶ「ちくしょう!何がなんだかわからない!!!っていってるのに・・・」



よだれ丸「ヾ(`д´)シ!!!!」


怒るやすのぶとよだれ丸・・・。

確かに、事の真偽を確かめずに殴ったモカやGEIZUは・・・正しい判断だったとは言えない・・・。


モカ「ふんッ!不埒者のくせにっ!!!生意気よ!!!」


腕を組んで蔑んだ目で見るモカ・・・。


彼らの言う「ヤスノブ」という人物はよほどの「人格者」だったのか?

やすのぶの「存在」がどうにも許せないらしい・・・。


最早、「話し合い」の余地はないようだ・・・。


やすのぶ「こうなったら・・・「力ずく」でもクラージュさんに会わせて貰うからな!!!」


よだれ丸「ヾ(`д´)シ!!」


GEIZU「・・・ほぉ・・・さっき言っていた事・・・冗談だと思っているのか?」


執事のGEIZUは「大きなかばん」から「バスターソード」を取り出す・・・。

あまりにも大きいその剣は「GEIZU」の身長ほどもある大きな剣・・・。




やすのぶ「でっ・・でかっっ!!!!!」



モカ「この「クラージュ邸宅半径100m」は「我々にとって闘技場も同じ」・・・。」



GEIZU「つまり・・・法律に触れることなく貴様を「滅せれる」という訳だ・・・。」

公爵クラージュは、その「階級」故に「抜刀権限」を持っている。

町中での抜刀こそ「禁じられている」がクラージュ邸宅の周辺での抜刀は・・・

法律上、許される行為に当たる・・・。





やすのぶ「くっ!(知らなかった・・・。)」



よだれ丸「(;´Д`)」



汗を垂らすやすのぶ・・・。


しかし、啖呵を切った以上、やすのぶも「左手」を空に向ける・・・。


やすのぶ・・・覚悟を決めたようだ・・・。




やすのぶ「俺の「パワーアップ」した装備・・・見せてやる!!後悔するなよ!!!」




パァァ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!




モカ「!!!ま、まさかっ!!???」




GEIZU「くっ・・・こいつ・・・「変身系」か??」




よだれ丸「("▽")」


喜んだ表情のよだれ丸・・・。

光がおさまると・・・いつもと違う「服」を身につけている・・・。





いや!鎧を装備していたのだ!!!





ヤスノV「へっへっへ・・・「新生、ヤスノブレザー(碧の鎧)」だっ!!!青いマントにぴったりでオシャレだろ!!!」


防御力とは全く違った部分で鼻を高くするヤスノV・・・。


モカ「ふんっ!鎧を付けたところで!!!何も変わらないわ!!!」



ヤスノVに殴りかかるメイド姿のモカ・・・。




先ほどとは違って・・・かなり本気で殴りかかる・・・。








しかし・・・










スカっ!!!!!!!






モカ「ええぇ〜〜!!!!!???」





ヤスノV「残念ッ!!分身ですから〜〜〜〜ッ!!!!」



よだれ丸「(´▽`)/」



モカの背後に立って、「モカを違う意味」で斬るヤスノV・・・。

久しぶりの「ヤスノブランチ」である・・・。




ヤスノV「へへへっ・・・このまま屋敷に入らせて貰うぞ!!!」

一気に加速しようとするヤスノV・・・。




しかし、その前にGEIZUが立ちはだかる・・・。



GEIZU「ちっ!!!調子に乗るなよ!!!」

大きな剣を振り上げてヤスノVを攻撃しようとするGEIZU・・・。







そのGEIZUに笑みを見せるヤスノV・・・。






ヤスノV「ヤスノブースター!!起動ッ!!!!!!」









ドンッ!!!




GEIZU「なにぃ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!」




大きく目を開いてヤスノVを見るGEIZU・・・


その「思いもしない加速」にあっという間に敷地への進入を許してしまう!!!


モカ「くぅっ!!!油断したわ!!!」



GEIZU「は、早く追いかけないと!!!!」



クラージュへの屋敷まで残り80m・・・その時、屋敷から一人の男が現れる・・・。

その男も、GEIZU同様・・・執事の服を着ている・・・・。

緑の髪の毛を風で靡かせて・・・ヤスノVを見つめる・・・。



モカ「セルティック様!!!侵入者ですッ!!!!!!!!!」




ヤスノV「どいてくれ!!!クラージュさんに用事があるんだ!!!」





セルティック「・・・・・・・・・・」



すっと目を瞑るセルティック・・・。



その瞬間・・・!!!!!








ヤスノV「えっ!!!!!??????」



一気にヤスノVの眼前まで走り込み・・・強烈なキックをお見舞いする!!!!








ドゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!!!!!!!




よだれ丸「Σ(ノ゜Д゜)ノ」

ヤスノV「ぐほぁぁあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!」



屋敷と門・・・ちょうど中央あたりにいたヤスノVだったが・・・なんとセルティックの蹴りで・・・

門の外までぶっ飛ばされてしまった!!!!



ドンっ!!!



ヤスノV「ぐっ・・・・が・・・ガハッ・・ゲホゲホ・・・」


悲痛に、気を失いかけるヤスノV・・・。

以前のヤスノブレザー「戦士の衣」であれば・・・確実に体中の骨をボロボロにされていただろうが・・・

パワーアップした服のおかげで、かろうじて意識だけはある・・・。


セルティック「何だね?彼は・・・?」

25歳前後の執事、セルティックがGEIZUに問いかける・・・。


GEIZU「はいっ・・・「ヤスノブ様」の名を騙る「不埒者」です!!!」

モカ「そうなんです!!!おまけに「不法侵入」しようとしました!!!!」


よだれ丸「バンバン ・゜・(シД`)シ・゜・。」

一生懸命倒れたヤスノVを揺するよだれ丸・・・。

まだ、完全には気を失っていないようだが・・・動くことはままならない様子だ・・・。


地面に倒れるヤスノVを見ながら・・・ため息をついてGEIZUに指示を出す・・・。


セルティック「はぁ・・・じゃぁ、しょうがない・・・不法侵入の罪で・・・「ここで殺す」しかないな・・・。」


よだれ丸「・゜・Σ(つД゜)つ!!!・゜・。」


よもやの展開にあせるよだれ丸・・・。


GEIZU「そうですね・・・。国家警察はアテにはなりませんから・・・ここで・・・」


モカ「死んじゃえ!!!このバカッ!!!」


大きな剣を振り上げるGEIZU・・・。

ヤスノV・・・絶体絶命であるが・・・その時・・・一人の男が声をかける!!!






?????「お待ちなさい!諸君!!!」





モカ「んっ!?誰よ?あなた・・・?」


セルティック「・・・その襟についた金ボタン・・・。学校関係の方ですか?」


よだれ丸「・゜・(つД`)・゜・。」


GEIZU「お勉強は・・・俺たちには必要ないぜ?」


ヤスノV「ぐぐ・・・あ・・あぁ・・・き・・君は・・・




stall「お久しぶりですね・・・やすのぶくん・・・。」




ヤスノV「スッ・・・stallくんッ・・・?」



苦しそうに地面に倒れるヤスノVの前に現れたのは、

4日前、ドルロレにいた・・・旧友stallである・・・。



セルティック「貴様までヤスノブ様を愚弄するのか!!!???」




GEIZU「ヤスノブ様が・・・こんな小汚い「鎧」を身につけるか!!!」



ヤスノV「ぐぅ・・・(こ、小汚い・・・ゆうな・・・)」


ツッコミを入れたくても思うように声も出ないヤスノV・・・。

しかし、地面に倒れるヤスノVを無視して話は進む・・・。



stall「私の友人・・・やすのぶくんが何をしたというのですか?

理由は分かりませんが貴方達は見たところ「聖剣士」・・・それを名乗るのであれば・・・このようなマネは・・・」




モカ「・・・・・ふんっ!!・・うるさいわよ!!!・・」


GEIZU「この男は我が師「クラージュ」様のご子息の名を語った!!あまつさえ不法侵入までもした!!!」


セルティック「オマケに貧乏そうな顔をしている・・・。大方ッ!!盗みでもする予定だったに決まっている・・・!!!」

GEIZU、モカに続いてセルティックまでも蔑んだ目でヤスノVを見つめる・・・。



ヤスノVに対して「良い感情」を一切持たないクラージュ家の執事、メイド・・・。

倒れるヤスノVに向かって罵声を浴びせまくる・・・。





stall「くっ!確かにやすのぶくんは貧乏だが・・・盗みは・・・ぬ・盗みはッッ・・・・っくッッッ!!!!!」




stallは慌てて反論をしようとするが・・・目を閉じて悲しそうに斜め下を向く・・・。



ヤスノV「うぅぅぅ・・・(ど・・どういう事やねん・・・stallくん・・・。)」


stall「とにかく・・・彼の身元は私が保証します・・・。クラージュ様をお呼び下さい・・・。」


汗を垂らして一生懸命に弁明するstall・・・。

GEIZU、モカはstallの言葉にさえ、耳を貸さないようだが・・・一番年長の執事が間髪入れずにstallに言い放つ・・・。






セルティック「断る・・・、これ以上我らに言い寄るようであれば・・・容赦はしないぞ・・・。」

「大きなかばん」から「マスターブレイド」を取り出すセルティック・・・。

目を細めて・・・stallの「気脈」を探る・・・。




よだれ丸「Σ(´Д`;=;´Д`)」

展開に戸惑うよだれ丸・・・。


stallという「助っ人」が来てくれても一向に現状の争いが治まる様子はない・・・。



stall「くっ・・・「傷つきし心、体の傷を癒しの光にて・・・・キュアッ」!!!!!」

一歩、後退りしながらもヤスノVに魔法をかけるstall・・・。



ヤスノV「ぐぐ・・・おぉ・・・体が・・・」




stallの回復魔法で体の痛みが消えていくヤスノV・・・。


傷の完治を見て、stallはヤスノVに向かって言い放つ!!



stall「剣を抜くのです!!!」



ヤスノV「えっ!?でも・・・俺・・・一般人だし・・・」

一般人のヤスノVが剣を抜けばCRが付いてしまう・・・。
(CR:犯罪ポイントです(´▽`;)/)


しかし、stallには秘策があるのか・・・?


stall「・・・・・・・」

ニッコリ笑って親指を立てる・・・。


ヤスノV「(でも・・・確かにこのままじゃ殺されかねない・・・!)」


目を鋭くして一気に起きあがり、「ヤスノブレード」を構える・・・。

ヤスノV「ありがとう!stallくんっ・・・!!」


stall「大丈夫ですか?やすのぶくん・・・・いや、今はヤスノVでしたね・・・。」


ヤスノV「どうしてここがわかったんだい??」


stall「ふふっ・・・数日前に「眠傀さん」に君の情報を聞いてね・・・。

何度も「ささ」したのですが、繋がらなかったのでイデアまで来たのですよ・・・?

この場所は「君の会社の前で人間関係について考えてる細工師さん」に教えて貰いました・・・。」


ヤスノV「そうだったのか・・・(人間関係について考えてる細工師って誰だ・・・?)」

ささの「電気節約」の為、非通知にしていたやすのぶ・・・。

ドルロレではstallとは会うことは出来ていなかったらしい・・・。




よだれ丸「ΣΣヾ(゜д゜;)シ」




急に執事達の方を向いて両手をバタつかせるよだれ丸・・・。



モカ「お話している余裕はないわよ!!!」

モカが・・装備している指輪を空高くかかげる・・・。



モカの体が眩いばかりの光に包まれた瞬間・・・


なんと、武器と鎧を装着したのだ!!



ヤスノV同様「変身系」の剣士だったモカ!!!

身に着けている装備は「赤く光るレイピア」と「白く輝く騎士の鎧」・・・。

「突き」を繰り出せば確実に貫きそうなほど・・・

美しく磨き上げられている・・・。


ヤスノV「ぐっ!!このメイド!!本気じゃなかったのか!?」



GEIZU「ふん!俺だって「リミッター」を外せば・・・。」


そういうとGEIZUは身に着けていた「金の首飾り」を不躾に外す・・・。


モカ「GEIZU、特訓の為とはいえ「反属性のアクセサリー」を装備するのは止めなさいよ・・・。」


セルティック「そうです・・・、今回のように「進入」を許してしまいますからね・・・。」


GEIZU「はいはいっ!!・・・反省しました〜〜〜〜ッ!!」


二人言葉を聞く耳を持たないGEIZU・・・。

ゆっくりとヤスノV、stallの方へと歩いてくる・・・。



stall「そんなっ!?反属性のアクセサリーとはッ?」

杖を構えながらも汗が手の平に滲むのがわかるstall・・・。

しかし、ヤスノVは自身ありげにstallに言い放つ・・・。

ヤスノV「かなり強そうだけど・・・俺たち二人なら負けないさ!!」




stall「・・・!!!!・・(ふっ・・・そうでしたね・・・君がいるならば・・・)」


よだれ丸「(´▽`)シ」


よだれ丸もにこやかにstallに手を振る・・・。

よだれ丸はヤスノVと会話している雰囲気を見て「stallを仲間」と判断したようだ・・・。









3:3の戦闘が・・・今・・・始まる・・・。










セルティック「デッド、オア、アライブだッ!!いくぞッ!」



stall「信じてもらえないならば仕方ありませんッ!!!負けませんよッ!!」


セルティックとstallが対峙する・・・。

stallは魔法の詠唱をバックステップを踏みながら唱え始める・・・。








・・・・・・・・・・・・






GEIZU「ふん!貴様如きが俺に挑むのかッ!?」






ヤスノV「ヤスノVの「V」はビクトリーの「V」だッ!羊なんかに負けてたまるか!!!」


GEIZU「羊じゃねぇ〜〜〜〜ッ!!執事ッ!!!!!」



「GEIZUのパワー」と「ヤスノVのスピード」が火花を散らせてぶつかり合う!!!






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





モカ♪「・・・・・・私・・・あなたと戦うの・・・?」

呆けた顔のモカ♪・・・。



よだれ丸「 p(*´▽`*)q 」


自信満々の表情のよだれ丸・・・。








門の中へと入り込み、芝生を踏みつけてそれぞれが・・・激しく鍔迫り合う!!!



お互いがお互いの「レベル」を探り合いながら戦っているようだが・・・

双方、ほぼ同等のレベルなのか・・・?


一進一退が続く・・・!!!



GEIZU「はっはっは・・・どうした?不埒者ッ!!!」



ヤスノV「グググッ・・・(このGEIZUって人・・・マジで強いんちゃう・・??)」



もっとも・・・ヤスノVだけは「イッパイイッパイ」のようであるが・・・






セルティック「残念だが・・・遊びは・・・終わりだぞッ!  stallとやらッ!!!!」






stall「まだまだッ!!!  私の「奥の手」を見せて差し上げます!!!!」





戦いの「火」が「焔」に変わる・・・・・










その時・・・










「クラージュの屋敷」から出てきた「一人の女性」が大声を上げるッ!!!!








????????「何をしているのですッ!!!!お前達ッ!!!!!」


stall「むっ!!!?・・・・おぉッ!!!よかったっッ!!!!」


GEIZU「ひっ・・・・こ・・この声は・・・!!!!!」


モカ♪「お・お・・おおお・・・」


よだれ丸「Σ(ノ゜o゜)ノ??」




ヤスノV「一体誰だ・・?あの人・・・」



黒いドレスを身につけて・・・スカートの裾が汚れないように上げて外へと出る・・・。


気品の漂う、その女性は金髪の髪に「プラチナのティアラ」をつけている・・・。

手には「シルクの手袋」をつけ・・・胸元には「ダイアの首飾り」・・・。

目を細めるようにこちらを見つめるその目は「アクアマリン」の様に澄んでいる・・・。

年の頃は「30手前」だろうか?化粧も薄めでとても美しい女性である・・・。



セルティック「お・・奥様ッ!!こちらへ来てはいけません!!!」


ヤスノV「奥様だって!?」

stall「えぇ・・・「公爵、クラージュ殿」の奥様・・・・tomimari様です・・・」


tomimari「何を騒いでいるのです?手入れしたばかりの「芝生」が荒れているではありませんか?」


モカ♪「あの・・・「不法侵入者」が・・・・」


GEIZU「そうそう!!「ヤスノブ様」の名前を語る不埒者で・・・・」


tomimari「ヤスノブの名前を・・・・語る・・・?」



ヤスノV「あ・・あの・・・俺・・・イデアツーリストのやすのぶって言いましてですね・・・」

オタオタしながら説明を始めようとするヤスノVは懐から「紹介状」を出そうとする・・・。


よだれ丸「  (´Д`;=;´Д`)つ(肩)」

ヤスノVの肩をつかみながら首を振るよだれ丸・・・。

ヤスノV「あっ!!!そうか!さっき、そこの執事に破られたんだ!!!」

先程GEIZUに破られたことを思い出す。



GEIZU「・・・・・・」


それとなく・・・顔を背けるGEIZU・・・。

tomimariの出現で少し、青ざめているようにも見える・・・。



しかし、このままでは「やすのぶの身元を確認」することが出来ない・・・。


tomimari「困ったわね・・・「イデアツーリスト」は知っていますけど・・・」



焦っているやすのぶを横目にstallの方を見るtomimari・・・。







tomimari「・・・!?  あら? あなた・・・確か・・・「イルザーク侯爵家」の・・・stall様??」



目を大きく開けてstallの存在に驚く!!!





stall「ははは・・・ご無沙汰致しております・・・tomimari様・・10年ぶりでしょうか?」


乱れた服を整えながらニッコリと微笑むstall・・・。

その後、深々と頭を下げる・・・。





セルティック&GEIZU&モカ♪「「イルザーク侯爵家」ェェェ〜〜〜〜〜ッ!!!」

tomimariの発言とstallの発言を耳にして・・・大きく声を張り上げる3人・・・。



「イルザーク侯爵家」と言えば・・・クラージュ公爵家に並ぶ「貴族の名門」である・・・。

コート風の魔法衣に隠れてわかりにくかったが・・・袖元のボタンには「イルザーク侯爵家」の家紋が刻まれている・・・。

これがヤスノVに「抜刀」を指示できた理由である・・・。

「イルザーク侯爵家」にも、当然「抜刀権」があるからだ・・・。




事情を理解したtomimariはニッコリと微笑みstallとやすのぶに話しかける・・・。

tomimari「stallさんが「身元の保証」をしてくれるのならば間違いありませんね・・・」




セルティック「なな・・な・・なんという無礼を私はしてしまったのだ・・・!!!」


GEIZU「うぐぐ・・・も・・も・・申し訳ございません!!!」


モカ♪「私達・・・袖元に気づかなくって・・その・・その・・」



stall「ふぅ・・・私の「肝」・・・冷えましたよ・・・?」


苦笑いをしながら頭を下げる3人に「握手」しようとするstall・・・。

先程の一件を「水に流そう」というところであろうか・・・?




やすのぶ「ははは・・・stallくんの家って「お金持ち」だったんだね・・・。」



よだれ丸「(*´▽`*)」


stallの家柄を知らなかったやすのぶ・・・。

変身を解いて嬉しそうにその姿を見ている・・・。


tomimari「ごめんなさいね・・・不躾な「執事」に「メイド」で・・・・」




セルティック「ぐぅう、ワタクシ・・・公爵家のメンツを汚した罪でッ・・・ここでお詫びに腹を斬ってェッ〜・・・」

涙を滝のように流しながら自分の服を引き裂き・・・「上半身、裸」になるセルティック・・・。




tomimari「やめなさい・・・セルティック・・・」


眉をしかめてセルティックを止めるtomimari・・・。





GEIZU「おぉ〜出た出た・・・セルティック様の「ら」・・・。」




モカ♪「エッチィチィ〜〜〜です〜〜〜(*ノ▽ノ)」





笑いながらセルティックに話しかけるGEIZUと、照れて手で顔を覆うモカ♪・・・。





しかし・・・その二人の態度をtomimariが怒鳴りつけるッ!!!


tomimari「あなた達ッ!!反省の色が見えないわよッ!!!???」




GEIZU&モカ♪「ひっ・・・・すっ・・・すいませんッ!!!!」




tomimari「正座しなさいッ!二人とも!!!セルティックは早く「服」を着てきなさい!!!」


セルティック「ぐぅ・・面目次第も御座いませんッ!!」


屋敷の中へ服を取りに行く「上半身裸」のセルティック・・・・。

滑稽な姿ではあるが・・・その「筋肉」は常人の物ではない・・・。

鍛え抜かれた剣士の肉体をしていた・・・。



やすのぶ「ははは・・・なんだか・・・すごいね・・・」


stall「えぇ・・・流石は「剣聖」の奥様です・・・。」


やすのぶとstallはtomimariの後ろでGEIZUとモカ♪が正座させられているのを見ている・・・。



GEIZU「ぐ・・ぐぐ・・・ぐぅぅ・・・・・」



モカ♪「・・・・・・・」



モカ♪とは違い・・・かなり辛そうに正座するGEIZU・・・。






tomimari「・・・・モカ♪・・!!!」




モカ♪「はいッ!奥様ッ!!!」



目を大きく開けて、慌ててtomimariに返事するモカ♪・・・。








tomimari「変身を解きなさい・・・・。」




モカ♪「は・・・はい・・・・」



やすのぶ&stall「・・・・・?」




GEIZU「ぐぐ・・ふふ・・・ふぐぅ〜〜〜〜・・・」




モカ「うぅぅ・・・つつ・・・・痛っつ〜・・・・」


少しずつ痛がり出す二人・・・。



stall「??芝生の上での正座なのに・・・」

よだれ丸「?(;´д`)」

やすのぶ「なんで痛がるんだろう・・・?」


一生懸命「何かの痛み」に耐えるGEIZUとモカ・・・・。



痛みに耐えかねたGEIZUが・・・思わずtomimariに許しを請う・・・。




GEIZU「おッ!奥様ッ、芝生に隠れた「たくさんの小石」が・・・

スネにゴリゴリしてッ・・とっても・・・痛いですッ・・・!!!」



モカ「しくしくしく・・・・・」



やすのぶ「あぁッ!!!それは確かにイタイッ!!!」


stall「そ、それには気づきませんでしたね・・・・。」





やすのぶもstallも・・・・二人とも少しずつ可哀想になってくる・・・。







するとtomimariは「何もかも許したかのような笑顔」でGEIZUとモカに・・・









腰を落として・・・優しく話しかける・・・。











tomimari「だから・・・正座させているのよ? 二人とも・・・?」



よだれ丸「Σ(||;゜д゜)」


やすのぶ「!!!!(な・・!?)」


stall「!!!!(堕天使の笑顔ッッ!?)」


目を瞑りながらやすのぶの方へと歩いてくるtomimari・・・。


やすのぶ達を屋敷へと案内してくれる・・・。


tomimariはGEIZUとモカに背を向けながら・・・こう言った・・・。




tomimari「5時間くらい・・・正座ね・・・。」



モカ「そ・・そんな〜〜〜〜・・・・!!!」

GEIZU「お、奥様ッ!!??」



stall「ははは(厳しいなぁ〜〜〜〜。)」



やすのぶ「あぁ・・・(なんか・・可哀想だな・・・。)」



よだれ丸「 (;´Д`)シ ・・・・ 」

可哀想な二人に手を振るよだれ丸・・・。



しかし、やっとの思いで・・・やすのぶとstallはクラージュの屋敷に入ることが出来たのだ・・・。







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・








・・・・・・・・・・・・・







・・・・・・・・









・・・・・









「まさか・・・殺した「ヤスノブ」と同名なんて・・・・」







・・・・・








・・・・・・・・・・・・・・









・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・










・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





やすのぶ「うわ〜〜〜〜〜っ!!!すごい家だなぁ〜〜〜〜〜ッ!!!」





stall「えぇ!!クラージュさんのお屋敷はイデアでも指折りの大きさですしね・・・・。」




よだれ丸「(´▽`;=;´▽`)」



tomimari「うふふ・・・ありがとう、やすのぶくん・・・。」


気品よく歩くtomimariとstall・・・。


挙動不審気味に歩くやすのぶとよだれ丸・・・。


赤い絨毯のひかれた玄関を入ると大きな広間がある・・・。


左右への廊下がそれぞれ40m程延びていて「2F」へと続く階段がある・・・。

勿論の事、「奥行き」もあるこの屋敷・・・。

最早、「城」と呼んでも間違いはない・・・。


屋敷自体は「2階建て」なのであるが、このあまりに大きい屋敷・・・いったい何人で住んでいるのであろうか?


tomimari「この屋敷は38年前に造られていて・・・結構古いのよ・・・。」


stall「確か「40部屋」はありますよね?このお屋敷は・・・」


イデアでも有名な屋敷・・・。

間取りの数をstallは知っていたようだ・・・。


やすのぶ「「40部屋」ッ!?(おれ・・・一部屋ほしいわッ・・・。)」


よだれ丸「Σ(ノ゜o゜)ノ」


楽しげに驚きの声を上げるやすのぶ達・・・。

しかし、tomimariはその楽しげな声に「低い声」で回答する・・・。



tomimari「ふふふ・・・今は・・ただ広いだけに・・・なってしまったわ・・・。」




stall「・・・・・?」



やすのぶ「・・・?」


tomimariの悲しそうな声の事情を知らないやすのぶとstall・・・。


二人は客間へと案内された・・・。



20人は座れそうな半円のソファー・・・・。

正面には「裏庭」の見える大きな窓・・・。

暖炉があり・・・金色に光る鎧を身につけた「剣士」の絵画が飾られている・・・。

さらに花の生けてある花瓶がたくさんあるが・・・その「花」に埋もれるように「1枚のSS」が飾られていた・・・。




やすのぶ「すごいなぁ〜〜〜〜ッ!!!裏庭に「庭園」と「稽古場」だよ!!!」



よだれ丸「(*´▽`)」

子供のように窓から「外」を見るやすのぶとよだれ丸・・・。



tomimari「ふふふ・・・今、お茶を入れてくるわね・・・。」



stall「あっ・・・ありがとうございます・・・?(何故・・・tomimari様自らが・・・?)」



あまりに広い邸宅の割に、先ほどから「執事」と「メイド」の姿を目にすることがない・・・。


stall「(確かクラージュ公爵家は・・・門下生20人くらいが全員、執事やメイドのはずなのに・・・)」


最初に出てきた「セルティック」「GEIZU」「モカ」の3人以外の従者は何故、いないのであろうか・・・?

疑問に思案するstallはソファーに座り、頭をひねる・・・。




すると、やすのぶがstallに向かって大きな声を上げる・・・。



やすのぶ「stallくん!!見て見て!!!「野うさぎ」がいるよ!!!」


よだれ丸「Σ(ノ゜▽゜)ノ 田」
             (↑窓)


stall「はっはっは・・・野ウサギですか?やすのぶくんは・・・変わりませんね・・・。」



野うさぎ「 ⊂(つ≧▽≦)つ」



元気に走る野うさぎ・・・とても可愛らしく走っている・・・。



パッと立ち止まり・・・遠目でありながらも、やすのぶに気づく・・・。



野うさぎ「 Σ(=゜▽゜)!!」



やすのぶ「おっ!?こっちに気づいた・・・?」




野うさぎ「 (≧▽≦)シ 」



なんと二本足で立ち上がり!やすのぶに手を振り出した!!!



やすのぶ「はっはっは!!!可愛いなぁ〜〜〜〜!!!」



stall「ふふふ・・・きっとやすのぶくんの事を気に入ったんでしょう?」



ソファーに座りながらやすのぶに話しかけるstall・・・。






やすのぶ「・・・・・・」





やすのぶは少し悲しげにうつむいていく・・・。

窓越しに野うさぎを見るのを止めて・・・少しずつstallの方へと歩いていく・・・。







stall「・・・・・?」



やすのぶ「あのさ・・・・」








stall「どうしました?やすのぶくん・・・?」







やすのぶ「なんで・・・そんなんなん・・・?さっきっから・・・。」









stall「えっ!?いったい・・・なんの事ですか?」






やすのぶの突然の発言に戸惑うstall・・・。

目を大きく開けてやすのぶに問いかける・・・。

すると、やすのぶは事もあろうか丁寧に話しかけてくれるstallに・・・怒鳴り上げる!!








やすのぶ「なんでそんな「言葉使い」やねん!!!俺たち!友達やんかッ!!!」


stall「!!!!!」


突然の「方言」にびっくりするstall!!!


やすのぶは、「stallと過ごした小学校時代の思い出」を熱く語り出す・・・。











やすのぶ「小学校から帰る時・・・一緒に「笛」の練習したやん!!!!」



stall「な・・何を急に・・・・」







やすのぶ「1個しかない「残った給食の餅」・・・半分ずつしたやん!!!!」



stall「い・・いや・・・あの・・・・」

よだれ丸「(´Д`;)?」

呆れ顔で見守るよだれ丸・・・。




やすのぶ「真冬、「アッピーオンラインのゲームCD」1番に買う為に・・・前の夜から一緒に並んだやん!!!」
( 家電量販店の電気屋さんなどで好評発売中!!税込!¥2,800−!!!(´▽`)/ )



stall「う・・ううぅぅぅ・・・・・・」


少しずつ「昔の記憶」が甦るstall・・・。



やすのぶ「その時、あんまり寒いから・・・「1枚の毛布」で一緒にくるまったやん!!!」




stall「や、やすのぶく〜〜〜〜〜んッ!!!!」



突然!!stallがやすのぶに向かって走り出す!!!

やすのぶの前で立ち止まり・・・大声でstallが言い放つ・・・。





stall「ごめんやで!!俺も忘れてへんで!!!あの「曲」、あの「味」、あの「温もり」ッ!!!」


よだれ丸「Σ(ノ゜o゜)ノ」


なんと!やすのぶ同様「何処かの方言」になってしまうstall!!!



stall「でも俺も、家に戻ってからいろいろあってん!!お姫さんの教育とかしとったら・・・こないなるねん!!!」

両手を力強く握りしめ・・・屈むように力を込めて言い放つstall・・・。


やすのぶ「stallくんッ!!!」



stall「でもな!俺らの友情ってあれやん?  あれ・・、「鉄」みたいなもんやん!!!」



やすのぶ「うん!うん!!思い出してくれたらそれでいいんや!!」



stall「やすのぶくんっ!!」



やすのぶ「stallくんっ!!!」





がしっ!!!!




よだれ丸「(´Д`;)」

滑稽な男二人が・・・滑稽に抱き合う・・・。



イルザーク侯爵家、stall・・・






やすのぶによって「ダメな道」に戻されそうになっていることには・・・stall自身にも自覚はなかった・・・。




tomimari「あらあら・・・「愛情」を確かめ合っているのかしら・・・?」



「銀のトレイ」に紅茶を持ってきてくれたtomimariに目撃される二人・・・。

苦笑いしながら汗を垂らす・・・。


stall「あ、いや・・・ゆ、「友情」ですよ・・・!?」


やすのぶ「えへへ・・・僕らいつもこんな感じなんです・・・。」



tomimari「へぇ〜〜そうなんですの・・・(変な道に行かなければいいけど・・・)」





重要な心配をされながらテーブルに紅茶を置いてくれるtomimari・・・・。





やすのぶとstallはソファーに照れながら座り、りんごの香りのする紅茶を飲む・・・。


tomimari「ふふふ・・・お口に合うかどうか・・・」

トレイをそっと座っている横に置いて笑顔で話しかける・・・。



stall「おぉ〜・・これは又、りんごの良い香りがして・・・」



よだれ丸「 (つ´▽`)つ~~旦 」


よだれ丸も嬉しそうに「林檎の香り」を楽しんでいる・・・。


やすのぶ「・・・ゴクゴク・・・・」


熱いのも気にならないのか・・・?

やすのぶは随分と美味しそうにアップルティーを飲んでいく・・・。



tomimari「あらあら・・・・(熱くないのかしら・・・?)」


手を頬に押し当てて・・・やすのぶを心配するtomimari・・・。



あっという間に飲み干すと・・・とてもまぶしい笑顔でtomimariに大きな声で話しかける・・・。







やすのぶ「すごいやッ!こんなに美味しい紅茶は初めてだッ!!」






その眩しいほどの笑顔・・・tomimariの心の奥に・・・突き刺さる・・・。






tomimari「ハッ!!!」





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・














ヤスノブ「まま・・・すごいよッ!こんなに美味しい紅茶は初めてだよッ!!」












・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



tomimari「・・・・・・・」



思いがけずに・・・一筋の涙を零すtomimari・・・。




stall「と、tomimari様・・・?」




よだれ丸「 Σ(´Д`;=;´Д`)?? 」

涙の理由がわからず・・・心配するよだれ丸・・・。


tomimariの膝の上に飛び降りて心配そうに顔をのぞき込む・・・。




やすのぶ「えっ!?えっ!?おれ・・・何か悪い事言った・・・??」


慌てて立ち上がるやすのぶはtomimariを心配して近寄ろうとする・・。






tomimari「いいえ・・・違うの・・・何でもないわ。ごめんなさい・・・。」



涙を拭いて笑顔を見せるtomimari・・・。







やすのぶ「・・・・・・」

その笑顔は「みんなに心配を掛けないように」ということが・・・やすのぶにはわかったようだ・・・。






間を開けないようにとtomimariは慌てて、話題を変える・・・。



tomimari「え・・えぇと・・・やすのぶくん・・・クラージュに剣術を習いに来たのよね・・・。」



やすのぶ「は、はい・・・どうしても僕・・・強くなりたくって・・・。」

申し訳なさそうに口を開けるやすのぶ・・・。

すっとソファーに座りながらも、tomimariに目を合わせる・・・。


tomimari「そう・・・でも、クラージュは・・・剣の修行は・・・当分、誰にもしないと思うわ・・・。

今までの門下生も全員・・・断ってしまったの・・・。」




stall「ええッ!?剣で名高いクラージュ公爵家が・・・門下を・・・!?」

驚いて声を上げるstall・・・。


メイドや執事が屋敷の中に全く居なかったのはこの為である・・・。


tomimari「セルティックとGEIZU・・・モカは・・・私たちの側を離れないと言って・・・ここに居てくれているのです。」

ソファーに座りながらも落ち込むtomimari・・・。

その姿はまるで「心を奪われた」様にみえる・・・。




やすのぶ「で、でも・・・ぼくにッ!直接クラージュさんと話をさせて下さいッ!!このままじゃ・・・友達を救えないんです!!!」

悲痛な表情でtomimariに言い放つやすのぶ・・・。

tomimariはやすのぶの言葉に問い返す・・・。



tomimari「友達・・・?」


stall「えっ!?いったい・・・誰のことだい・・・?」



やすのぶ「実は・・・」




・・・・・・・・・・・・・・





やすのぶは最近の辻斬りで傷ついた「たけやす」の話を事細かくtomimari、stallに説明した・・・・・




stall「そんな・・・あの「たけやすくん」が・・・?」

小学校時代、「たけやす」とも仲の良かったstall・・・。

汗を垂らしてやすのぶの発言に驚く・・・。





tomimari「な・・なんてことなの・・・」

両手で胸を押さえて「息苦しそう」にするtomimari・・・。





やすのぶ「おれは、絶対に・・・「辻斬り魔」を許せない・・・。」

斜め下を向きながら手を強く握りしめるやすのぶ・・・。


よだれ丸「・゜・(つД`)・゜・。」

その姿を見て・・・よだれ丸も悲しそうにしている・・・。





tomimari「実は・・・先日私の息子・・・ヤスノブも・・・辻斬り魔に・・・」

stall「辻斬り魔!?まさか・・・!tomimari様のご子息様も・・・魔の手に・・・!?」


やすのぶ「なっ!?まさかッ!!辻斬り魔に・・・殺されたんですかッ!?」






tomimariは殺された息子、ヤスノブの事を二人に話した・・・。




やすのぶ「な、なんてこった!!!!」


やすのぶ、stallはドルロレにいた為、tomimariの息子「ヤスノブ」が「つい最近、殺された」と言うことを知らなかった・・・。


突然のtomimariの発言にやすのぶ、stallも止め処なく動揺する・・・。





ショックが大きかった様子が表情を見るだけで見て取れる・・・。


tomimariはソファーからスッと立ち上がると窓の方へ歩いていき・・・振り向き際にやすのぶに話しかける・・・。


tomimari「2階の一番奥の部屋が「クラージュの部屋」です・・・。行って話をしてきたらいいわ・・・。」


やすのぶ「いいんですか?tomimariさん!?」


無言でうなづくtomimari・・・。うつむきながらtomimariはやすのぶに話を続ける・・・。

tomimari「クラージュが・・・了承してくれればいいのですけれど・・・」


両手を組んでうつむきながら・・・祈るように目を閉じるtomimari・・・。


その姿は・・・とても元気がない・・・。


stall「tomimari様・・・」



やすのぶ「ぼく、クラージュさんの部屋に行ってきますッ!!!」



よだれ丸「(´Д`;=;´Д`)」


やすのぶを追いかけようか・・・悲しげなtomimariの側に居ようか迷うよだれ丸・・・。


よだれ丸「 (;´Д`)シ 」

手を振ってやすのぶを見送る・・・。

tomimariの側にいた方がよいと判断したようだ・・・。


stall「しかし・・・どうしてtomimari様のご子息・・・ヤスノブ様が・・・」


stallはソファーを立ち上がると手を顎にやり・・・考え出す・・・。



tomimari「どうやら「辻斬りの噂」を耳にして・・・私たちの知らない間に一人で「退治」しようとしたようです・・・。」


stall「一人で・・・退治・・・(しかし一人で町を歩くには・・・貴族のヤスノブ様は道を知らないんじゃないだろうか・・・?)」


普段、町を出歩く機会の少ない「貴族という身分の欠点」で疑問を持つstall・・・。


暖炉の方へと歩いていくと花に囲まれたSSに目をとめる・・・。



stall「おぉ・・・これは・・・もしかして・・・?」


そっと「SS」を手に取るstall・・・。

SSは「クラージュ、tomimari、ヤスノブ」の三人で撮られたもの・・・。




クラージュとtomimariの間に、明るい笑顔で・・・「親指と人差し指、小指」を立てながら手を突き出すヤスノブが写っている・・・。




tomimari「本当に可愛い子供でした・・・。」

目に涙を浮かべて・・・stallに近寄るtomimari・・・。

目を閉じて・・・思い出すようにstallに話し続ける・・・。



tomimari「ヤスノブは私が18の時に産んだ大事なクラージュ公爵家の跡継ぎ・・・。」


stall「・・・・・・・」

悲しげにtomimariの方を向くstall・・・。




tomimari「・・・難産だった為に・・・私は「二度と子供の産めない体」になってしまったのですが・・・」





stall「ッ!!!!」






なんと!子供の産めない体になりながらも産んだ息子・・・。



その大事な「一人息子」を「辻斬り魔」に殺されたのだッ!!



この悲しみは・・・とても想像できない・・・。







stall「そ、そんな・・・そんなに大事な・・・ご子息を・・・・」





stallも止め処なく「辻斬り魔」に対して・・・怒りが溢れてくる・・・。






そっとSSを暖炉の上に置いてtomimariに話しかける・・・。



stall「お気を確かに持って下さいね、tomimari様。微力ながら「イルザーク侯爵家」を代表して全面的に協力させて頂きます。」






tomimariの両手をしっかりと握り、元気付けるstall・・・。



しかし、tomimariは表情を落としながら更に答える・・・。




tomimari「有難う御座います・・・。でも・・・この問題は・・・私がこの家から出て行けば済むこと・・・。」


stall「  !!!  な、何をおっしゃるのですか!?tomimari様ッ??」


青ざめてtomimariに問うstall・・・。

公爵家を出て行くと言うことは「伴侶、クラージュ」との離別を表すからだ。




tomimari「子の産めない女など・・・貴族の家には相応しくありません・・・。後添えを夫に・・・クラージュに進めて・・・」



stall「いけませんッ!!その様な事を口に出されては・・・」


よだれ丸「・゜・((つД`)つ(肩 」

tomimariの肩にしがみつくよだれ丸・・・。

よだれ丸も必死になってtomimariを説得しようとしているのだろうか・・・?



tomimari「stall様・・・貴方もイルザーク侯爵家の男子であるならばお忘れにならないで下さい・・・。

貴族の家に嫁ぐ者は・・・自らの命を落としてでも・・・子供を産む覚悟を持って・・・嫁ぐのだと・・・。」



stall「・・・・・・!!!!」

喉の奥から乾いていく感覚を覚えるstall・・・。

そこまでの考えをstallは持っていなかったらしい・・・。

17歳の青年では当然であるのだが・・・


tomimariの覚悟・・・


stallはこの時、初めて「貴族に嫁ぐ者」の覚悟を胸に刻んだ・・・。



tomimari「クラージュは「後添え」の話に聞く耳を持ってくれませんが・・・あの人にとってはこれが一番いいのです・・・。」


stall「そ、そこまで・・・お考えだったとは・・・」


声も出しにくいstall・・・。

我慢できずにtomimariから顔を背け、歯を食いしばる・・・。


肩を振るわせて「ヤスノブの死」、「tomimariの覚悟」に涙を流している・・・。


tomimari「stall様・・・貴方はお優しい人ですね・・・」


stall「ぐ・・ぐぅぅ・・離別は・・・いけませんッ!!離別だけは・・・ッ!!!」


あまりに悲しい話にstallは・・・だた・・・涙を流し、地面に手を付くしかできなかった・・・。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




クラージュ邸宅、2F・・・。



やすのぶ「にょッ!?左へ続く廊下と・・・右へ続く廊下・・・?」



やすのぶは景気よく階段で2階に上がってきたようだが・・・廊下がそれぞれ左右に延びている・・・。



やすのぶ「・・・?(どっちだ???)」



少し汗を垂らしながら雰囲気を伺おうとするが・・・どちらも貴賓ある廊下・・・。



やすのぶ「まいった・・・階段降りてどっちか聞くのもかっこ悪いし・・・」


勘を働かせるやすのぶ・・・。

じっと右の廊下の先を見る・・・。


やすのぶ「・・・・・・・・・(よしッ!!こっちにしよう!!!)」




タッタッタッタッタッタ・・・・



やすのぶは全速力で屋敷の廊下、40m先の部屋に向かっていく・・・。


やすのぶ「(絶対、修行して貰うんだ!!!)」




やすのぶ「・・・・・・」



クラージュの部屋らしきドアの前に立つやすのぶ・・・。










深呼吸して・・・ノックするやすのぶ・・・。



コンコンッ!!!








やすのぶ「・・・・・・・」












コンコンッ!!コンコンッ!!




















やすのぶ「・・・・・・・」












コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンッ!!











やすのぶ「・・・・・・・?(間違いか・・・それとも居ないのか???)」

ノックに反応がないので首をかしげる・・・。

しかし、ゆっくりとドアノブに手を伸ばして・・・部屋の中を調べようとする・・・。




ガチャ・・・






やすのぶ「おっ!?開くぞ??」



・・・・・





部屋の中を覗くと20畳ほどの部屋の中にベッドとデスク・・・そして武具類をしまう棚が置かれている・・・。


体を鍛える為の用具もあるが・・・どれを見ても「子供用のサイズ」の物であった・・・。


やすのぶ「ほぇ〜〜〜・・・きれいな部屋だ・・・(俺の部屋の・・・5倍はあるな〜〜。)」



物珍しそうに部屋の中を物色するやすのぶ・・・。


初めて見る鉄アレイやリストバンドに目を白黒させている・・・。


やすのぶ「すごいなぁ・・・って・・・あれ??」

ふっとデスクの上を見たやすのぶ・・・。


一冊の本らしき物に目をとめる・・・。



やすのぶ「なんだ・・・?デスクの上に・・・ポンと一冊だけ・・・。」


首をかしげながらも「本らしき物」を手に取るやすのぶ・・・。

疑問を持ちながら・・・その中身を確認する・・・。






ペラペラペラ・・・・





やすのぶ「?日記帳・・??だけど・・・白紙・・・だな?」


やすのぶは「白紙の日記帳」をそっとデスクの上に戻すと一つの結論を出す・・・。





やすのぶ「(どう考えても・・・これはクラージュさんの部屋じゃないな・・・。)」




腕を組みながら頷くやすのぶ・・・。



すっとドアの方へと振り返ろうとした・・・。













その瞬間!!!!














ゴアァァアァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!






やすのぶ「!!!!!!!!!??????????」





ドアに振り向くことも出来ずに「威圧感」に押し潰されそうになるやすのぶ・・・。




?????「何者だ・・・・貴様・・・・」





やすのぶ「あ・・いや・・・あの・・・」









ゴアァァアァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!






やすのぶ「!!!!!!!!!」




又も「威圧感」で体の固まるやすのぶ・・・。


これまで魔物と戦ってきたやすのぶも・・・「一度として味わったことのない洗練された殺気」・・・。


確実に振り向くことも許されずに・・・殺されると感じさせる「殺気」がやすのぶを襲うッ!!!




やすのぶ「(一体・・・なんなんだ?この殺気は・・・?)」


声に迫力を持たせて・・・殺気を放つ人物が声を上げる・・・。





?????「我が息子、ヤスノブの部屋に・・・土足で踏み込んで・・・ただで済むと思うか?賊よ・・・。」









やすのぶ「息子って・・?じゃ?クラージュさんですかッ!!?おれッ!!イデアツーリストのやすのぶっていいますッ!!!」

殺気がクラージュの物であると安心したやすのぶ・・・。

さっと振り向き・・・クラージュに挨拶しようとする・・・。












クラージュ「 !!!!!!!!!!!!!!!! 」


















・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・







stall「tomimari様・・・とにかくお座りになって・・・顔色がすぐれません・・・・。」




よだれ丸「(´Д`;)(。。;)(´Д`;)(。。;)」






tomimariを気遣うようにソファーへと誘導するよだれ丸・・・。









その時ッ!!!








やすのぶ「ぐわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!」





stall「なんだッ!?今の悲鳴はッ!?」


tomimari「今のは・・・やすのぶくんの???」


よだれ丸「Σ(ノ;゜Д゜)ノ」


stall「まさか・・・(やすのぶって名前・・・騙ったとかで・・・斬られたり・・・)」


tomimari「い、急ぎましょう・・・!!!2階へッ!!!」






・・・・・・・・・・・・・・・・・・


GEIZU「今のはッ!不埒・・・いや・・やすのぶさん・・・さま・・・どの・・・?」


モカ「呼び方に気を遣ってる場合じゃないでしょ??屋敷に・・・行き・・・ぎぎぎ・・・・」



庭で正座させられていたGEIZUとモカもやすのぶの悲鳴に気づく・・・。


痺れた足を一生懸命「復活」させながら「屋敷」に走っていこうとする・・・。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





セルティック「ふむ・・・この上着でいいだろうか?」


更衣室で上着を選んでいるセルティック・・・。



上着を着よう袖を通した・・・その時ッ!!!!













やすのぶ「ぐわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!」







セルティック「ぬおッ!!??」



ビリッ!!!



セルティック「ひっ!!背広がッ!!って・・・いやいや・・・2階に急がねば・・・・」



背広を破ったセルティックは・・・ワイシャツのまま・・・2階へと急ぐ・・・。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


stall「くっ・・・無事で居てくれ・・・」



tomimari「クラージュ・・・バカな事はしていないとは思うけど・・・」



二人がやすのぶの声のした2階へ急ぐ・・・。


階段を上ったその時、又も「やすのぶの叫び声」が聞こえる・・・!!




やすのぶ「やめて下さい!!クラージュさんっ!!!」



tomimari「!? 何故、「ヤスノブ」の部屋の方から・・・?」


クラージュの部屋に向かおうと左の廊下を進もうとしたtomimariが慌てて右の廊下を走る・・・。

よだれ丸「!!〜〜〜〜〜(つ;゜Д゜)つ・゜・゜」

一気に廊下を駆け抜け、「ヤスノブ」の部屋に入り込むッ!!

stall「やすのぶくんッ!?大丈夫ですか!?」


tomimari「クラージュッ!!馬鹿なマネは止めてッ!!!」












ヤスノブの部屋に入ったtomimari、stall、よだれ丸・・・。








しかし・・・部屋にはいると目を疑う光景が広がる・・・。








stall「・・・・・・・」






tomimari「・・・・・・」









よだれ丸「Σ(||´Д`)」






クラージュ「ヤスノブ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!」





やすのぶ「止めて下さいッ!!!抱きつかないでッ!!おれ・・ヤスノブくんじゃなくて・・・やすのぶなんですって・・・」





クラージュ「ヤスノブッ!ヤスノブッ!!ヤスノブ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!」





ガシッ!!!!



やすのぶを抱きしめる力が激しく増すクラージュ・・・





「やすのぶという名前にだけ反応」してクラージュはやすのぶに抱きついているのか・・・?





それとも、本当にやすのぶがヤスノブに見えるのか・・・?








クラージュ「あぁぁ〜〜〜ッ!!!大人の姿になって・・・帰ってきたんだね〜〜〜〜〜ッッッ!!!!」









錯乱していることだけは・・・間違いない様子だ・・・。








やすのぶ「違いますッ!!た、助けて下さい〜〜〜〜ッ!!」


一生懸命抱きつくクラージュを引き離そうとするが・・・その凄まじい力に為す術の無いやすのぶ・・・。

慌ててtomimariがクラージュ達に駆け寄るッ!!!




tomimari「何やってるのよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!やすのぶくんから離れなさい!クラージュッ!???」




クラージュ「嫌だッ!!ヤスノブッ!!!もうパパはお前を離さないぞ〜〜〜〜〜〜ッ!!!!」






tomimari「あぁぁ〜〜〜〜ッ!!違う意味で馬鹿な事しないで〜〜ッ!!!クラージュ〜〜〜ッ!!!」





目一杯の力でやすのぶからクラージュを引き離そうとするtomimari・・・。


しかし・・・クラージュは一向に・・・やすのぶを離さない・・・。




stall「あぁぁ・・・・なんて事だ・・・」


よだれ丸「 (´Д`;=;´Д`)ハァハァ 」


どうしていいか分からない様子でただ、やすのぶ達を見守るstall・・・。



そこへセルティック、GEIZU、モカがヤスノブの部屋に駆け込んでくる・・・。






モカ「Σ!! キャ〜〜〜〜〜ッ!!!(*ノ▽ノ)エッチィチィです〜〜〜」




GEIZU「おぉ〜〜〜っ・・・こ、これは・・・また・・・」


苦汗を垂らすGEIZU・・・。



モカはそれとなく・・・指の隙間からクラージュとやすのぶを見ている・・・。



stall「な、何でこんな事に・・・なったんでしょうか・・・?」



セルティック「ぐぐぐぅ〜〜〜ッ・・・・公爵家の面目・・・・丸潰れッッ・・・・」



ただただ、地面に手に付き・・・涙を流すセルティック・・・。




その時、一匹の野うさぎがクラージュに向かって跳んでいく!!


野うさぎ「 εεε(=゜▽゜)つ 」


tomimari「ああっ!?フェイトッ!?」



やすのぶ「うぅぅ・・・?さ、さっきの野うさぎッ!?」







物の見事にクラージュの頭に乗っかると・・・









フェイト「 ガブッ!!( ゜□゜) ( 。_。) ガブガブッッ!!! ( ゜□゜) ( 。_。)」

なんと!クラージュに思いっきり噛みついてしまうッ!!!







クラージュ「ぎゃぁ〜〜〜〜〜〜ッ!!頭をカジるなッ!!い、今・・・いい所なのに〜〜〜〜ッ!!!」




ぶしゅ〜〜〜〜〜〜ッ!!!

クラージュの頭に上った血が・・・野うさぎフェイトの噛口によって噴水のように噴き出て血が抜かれていく・・・。


フェイト「 ぴょ〜〜〜〜ん ε===(つ=゜▽゜)つ  」


たまらずにやすのぶから離れるクラージュを無視して・・・フェイトがやすのぶに勢いよく抱きついてくる!!!


やすのぶ「あ、ありがとう・・・うさぎさん・・・!!!」



フェイト「にっこ〜〜〜・・・ m(≧▽≦)v」

やすのぶに抱きつきながら、Vサインを出すフェイト・・・。


モカ「なっ!ヤスノブさまにしか懐かなかったフェイトちゃんが・・・・」



GEIZU「あ、あんなに・・・懐いてる・・・?」




よだれ丸「Σ(;゜Д゜)ノシ(つ≧▽≦)つ」

主人を取られたように感じて少し焦るよだれ丸・・・。




stall「ははは・・・和やかと言っていいのか・・・どうだか・・・?」


やすのぶ「えへへ・・・本当に可愛いなぁ〜・・・。 フェイトちゃんでいいんだっけ?」


フェイト「 (≧▽≦)b 」

勢いよく肉球の付いた親指を立てるフェイト・・・。



よだれ丸「・゜・(つД`)つ・゜・。」




撫でてくれとせがむよだれ丸・・・。






やすのぶ「はっはっは・・・よだれ丸もこっちにおいで・・・・。」






よだれ丸&フェイト「  ガシッ!! m(*´▽`*)m m(≧▽≦)m」









クラージュ「あぁ〜〜〜〜んッ!!やすのぶたんッ!!パパも「ナデナデ」して〜〜〜〜〜ッッ!!!!」


両手を握りしめ「ぶりっこ」っぽく首を振るクラージュ・・・。


公爵であるとは・・・とてもではないが思えない・・・。





stall「ク・・クラージュ様・・・・。」

GEIZU「こ・・こんな人だったっけ・・・?俺の「主君」は・・・?」

頬をつり上げて苦笑いするstallとGEIZU・・・。


モカ「びみょ〜〜〜〜に・・・エッチィチィです〜〜〜(*ノ▽ノ)」

tomimari「クラージュッ!!野うさぎやドランと一緒のレベルにならないでッ!!!クラージュッ!!」

両手で顔を隠して赤面するtomimari・・・。





セルティック「ぐぐぐぅ〜〜〜ッ・・・・公爵家の面目・・・・思いっきり・・・丸潰れッッ・・!!」



手で顔を覆い・・涙を思いっきり流すセルティック・・・。




最早・・・貴族の屋敷の中での出来事とは思えない状態になっていた・・・・。








・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・








・・・・・・・・・・・・・







・・・・・・・・









・・・・・









「やすのぶ・・・危険だ・・・」









・・・・・








・・・・・・・・・・・・・・









・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・










・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・







ちょうど公爵家で馬鹿な状態だったその頃、草原の街道・・・。


まだまだ寒い風の吹く町中・・・。


沢山出ている露店の中を二人の女性が歩いている・・・。


白いリボンを付けたポニーテールの女性と・・・

上質の魔法衣を身につけた女性・・・。



百絵「ふぅ〜〜〜・・・「希望の剣」は・・これで手に入りましたね・・・。」



かすみ「えぇ!露店に売ってて本当にラッキーだったわ・・・。」





クレスと会社にいた百絵は「専務かすみ」に呼び出されて買い物に付き合っている。



「専務かすみ」の所望の品は

「希望の剣」「希望の弓」「希望の杖」「希望の見える眼鏡」

らしい・・・。


理由は分からないが急務らしく、社長おけなの指示で「専務かすみ」に白羽の矢が立ったらしい・・・。



百絵「あとは・・・「希望の杖」と「希望の見える眼鏡」・・・・ですね?」

にっこりと笑顔を見せてかすみに話しかける百絵・・・。


かすみ「えぇ・・・でも・・・「杖」はいいとしても・・「眼鏡」って・・・どこで手に入るかしら・・・。」


眉をしかめて考え込むかすみ・・・。

「杖」に関しては「アテ」があるようだが・・・「眼鏡」に関しては全く「アテ」が無いらしい・・・。




百絵「大丈夫ですよ・・・私も「友達」に聞いている所ですから・・・」




かすみ「うん・・・クレスちゃんも同じ様な事を言っていたけど・・・」


少し心配そうな表情のかすみ・・・。








モニュメントを抜けて・・・「ルゥクの鍛冶屋」の店の前を通ろうとした・・・・









一瞬の出来事であった・・・。











赤マント野うさぎ「・・・・・εεεε(=゜▽゜)つ」













百絵「  ッッ!!!!!!!!!!   」










かすみ「ど・・どうしたの?百絵ちゃん・・・?」





百絵「すいませんッ!私個人の「急務」が発生しましたッ!!」



かすみ「えっ!?  えっ!!??」


そういうと百絵は指を口にくわえて「指笛」を吹く・・・。


百絵「ピィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!」


かすみ「ど・・どうしても「急ぎ」なのッ?  百絵ちゃんッ・・・?」


百絵「す、すいません・・・私・・・どうしても・・・行かないと・・・。」


とても申し訳なさそうにかすみから目をそらす百絵・・・。

百絵の表情に鬼気迫る物を感じて・・・思わず声を出す・・・。



かすみ「わ、私も手伝いましょうか・・・?」

焦った様子の百絵におそるおそる問いかけるかすみ・・・。


しかし・・・百絵は首を横に振り・・・申し訳なさそうに下を向く・・・。



かすみ「・・・・・(さっきの赤いマントのうさぎが・・・原因なのかしら・・・?)」


会社の方の空からリンゼが飛んでくるのが見えてくる・・・。






かすみ「・・・・・・わかったわッ・ここは任せて・・・行ってきなさい・・・百絵ちゃん・・・。」

にっこりと笑い、百絵を元気付けるかすみ・・・。



百絵から「希望の剣」を受け取り、・・・優しく話しかける・・・。



かすみ「でも、必ず「用事が終わったら」ささ頂戴ね・・・?」




百絵「はいッ、かすみさんッ!!すいませんッ!!!」





百絵はリンゼと共に・・・草原の斜陽の方へと走っていった・・・。










かすみ「・・・・・・・・・・・・」


百絵の背中をじっと見つめるかすみ・・・。



まだ寒い風が・・・吹いている・・・。













かすみ「(百絵ちゃん・・・あんなに野うさぎが好きだったのねぇ〜〜〜・・・)」











かすみは百絵の事情を知らないのだが・・・


この日からしばらくの間・・・百絵の姿を見ることは出来なくなってしまう・・・。










百絵にとって・・・それが「決戦」であった事は書くまでもないだろう・・・。




かすみは一人・・・残りのアイテムを手に入れる為に町を去っていった・・・。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



またもや所変わって草原の息吹・・・。


小屋の見える一角にwashinkoが一人で立っている・・・。



Washinko「・・・・・・・・・・・・」



目を細めて小屋の周辺をマジマジと見るwashinko・・・。

どうやら「署長」に聞き出した「殺害現場」に足を運んだ様子であるが・・・

その周辺には血の痕はおろか、争った形跡すら見える事はない・・・。





Washinko「ふむ・・「この眼鏡」で・・・ここまで見えないなら「眠傀」じゃ無理だったろうな・・・。」




Washinkoは小さなため息をついた後、ゆっくりと掌に「MP」を込めていく・・・。






Washinko「空間に「スイートリキッド」を掛けて「現場保存」か・・・。やるではないか・・・「国家警察」も・・・。」





パーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!






大きな音と共に空間がゆがみ出す・・・。



すると、先ほどまで何もなかった地面には「血の跡」が現れ・・・

地面に「何かで引いた様な線」と「少年の死体跡」が現れる・・・。

現場には「王家の剣」こそ回収されているが「遺物印」を付けて「剣が落ちていた場所」が分かるようになっている・・・。



Washinko「・・・・・これが「現場」か・・・。」



辺りを見渡し、スッと「少年の死体跡」を検証するwashinko・・・。





Washinko「・・・・・・?(なんだ・・・?この線は・・・?)」



Washinkoが一番に注目したのは「少年の死体へと延びている地面をエグルように引いた線」であった・・・。


Washinko「・・・(棒で地面を・・・擦ったのか?それとも・・・?)」



顎に手をやりながらも「王家の剣」の「遺物印」を見つめるwashinko・・・。



Washinko「あの「ハゲ所長」の話では・・・「王家の剣」は・・抜かれる事のないまま、転がっていた・・・とか・・・。」


辺りを円を描くように歩き始めるwashinko・・・。

情報を探すようにゆっくりと歩く・・・。




Washinko「・・・・・!!!?」



Washinko以外の足跡らしき物を見つけるwashinko・・・。






それは「狼の足跡」である!!!





Washinko「(背中を剣で切られて殺された筈のヤスノブの遺体周辺に・・・何故「狼の足跡」が・・・?)」







Washinko「・・・(それとなく眠傀の言っていた「狼の軍勢」が犯人・・・なのか・・・?)・・・・・・」












気を張りつめて足跡の延びる「森の方」へと歩いていくwashinko・・・。




Washinko「むっ!?」



森の奥を真剣な眼差しで伺うWashinko・・・。

風に乗って漂う「異臭」に感づく!!!


Washinko「(この臭いは・・・・「狼」?それも・・・数匹・・・?)」



シュッ!!!!


Washinkoを目がけて投げナイフが飛ばされるッ!!!

Washinko「むっ!?」



クルッ!!!



片手で軽やかに後転した後、眼鏡のズレをクイッと直すWashinko・・・。


投げナイフの飛んできた方角に睨み返し・・・片眉をあげて・・・「ガン」を飛ばす・・・。






Washinkoの見つめる先・・・「隙」を伺うように忍んでいたワーウルフと黒おおかみが姿を見せる・・・。



しかしこのワーウルフ・・・

今までのワーウルフとは違い・・・少し頼りなさ下に見える・・・。


連れている黒おおかみも少し小さめの「黒おおかみ」だ・・・。





黒おおかみ×3「ギャルルルゥゥ〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!」




レット二等兵「くくく・・・こ、「国家警察」以外の人間が・・・や・・やや、やっと現れたな・・・。」

ドモッタ口調のレット二等兵・・・。

こころなしか・・・やはり頼りない・・・。



Washinko「ふんッ!民間人がそんなに珍しいか?このワンコロッッ!!!」




レット二等兵「うぅぅ〜〜ッ・・・!この私をワ、ワ、ワンコロだとッ!? 調子に乗るなッ!!小娘が〜〜〜〜ッ!!」

Washinkoの挑発に怒髪を上げるレット二等兵・・・。



黒おおかみ×3「ガル〜〜〜〜ッ!!」

黒おおかみと共にWashinkoに襲いかかる!!!



Washinko「小娘・・・?」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





・・・・・・・・・・・・・・



ビターーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!



・・・・・・・・・・・・・・






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




Washinko「私はな・・・誰にでも「言われたくない言葉」というのは・・・あると思うのだ。ワンコロよ・・・。」


顔面を腫れ上がらせながら地面に惨めに倒れ込むワーウルフ、レット二等兵・・・。


それを足蹴にして腕を組むWashinko・・・。


どうやらビンタ一発・・・「3秒」で勝負は付いたようだ・・・。


クィっと眼鏡のズレを直す・・・。




レット二等兵「す、すいません・・・本当に・・悪かったと思います・・・か、勘弁して下さいッ・・・」



黒おおかみ「・・しくしくしくしく・・・・・ガタガタガタガタ・・ブルブルブルブル・・」

あまりにもレベルの違う相手に隅っこの方でガタガタ震える黒おおかみ三匹・・・。

どうしていいのか分からない表情で涙を流している・・・。



Washinko「貴様・・・ここで何をしていた・・・?」


蔑んだ目でレット二等兵に尋ねるWashinko・・・。

その表情はかなり凄んでいる・・・。




Washinkoの表情を恐れたレット二等兵はおそるおそるこう答えた・・・。




レット二等兵「あうッ!さ、散歩です!!」




ドガッ!!!ドガッ!!!ドガッ!!!

3度足蹴にするWashinko・・・。



Washinko「巫山戯ているのかッ!!もう一発食らいたいのか!?ワンコロッ!!」



レット二等兵「ぐふぅぅッ!!!・・・ごめんなさいッ!!ごめんなさいッ!!!(もう3回も蹴ってるじゃないですかッ!!)」



Washinko「まぁいい・・・正直に言えば「あのガタガタ震える黒おおかみ達の命」は助けてやろう・・・。」


レット二等兵「え゛ッ!?まさか狼質なんですかッ!!!???」

まさか人間に「狼質」を取られるとは思ってもいなかったレット二等兵!!!

Washinkoの突然の発言に止め処なく動揺する!!!



Washinko「なんなら・・・一匹ずつ「消して」いこうか??」



レット二等兵「止めて下さい!!!和美!双葉!三月!!し、心配するな!!お、俺が守ってやるからッ!!!」


和美「きゅ〜〜〜〜ん!!きゅ〜〜〜〜〜ん!!!」


双葉「きゅ〜〜〜〜ん!!!!」



三月「きゅう〜〜〜〜ぅんッ!!!!」



涙を流してWashinkoに許しを請う黒おおかみ達・・・。


このシチュエーションは・・・Washinkoにとっても良心を痛めるに違いない!!!!




Washinko「で・・・? 答えないなら一発目いくぞ?」
 


「大きなかばん」から弓と矢を取り出して「ものっそい」黒おおかみ三月を狙うWashinko・・・。
「(ものっそい)これでもかと言うくらい思いっきり!!ということです(;´▽`)/」



三月「ずッ!!!きゅ〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!」



二つある首を一生懸命横に振って涙を流す三月・・・。


情報を得る為に・・・Washinkoはしょうがなく「このような手段」を選んでいるのだ・・・。


誰も彼女を攻めないであげて欲しい・・・・。



Washinko「ナレーションよ!いらない心配はするな・・・。こんなもんだ・・・いつも・・・。」


Σ(||´Д`)・゜・


レット二等兵「わ、わかりました!!全部話します!!!お願いです!!!あの子達の命だけは〜〜〜ッ!!!」

和美「きゅ〜〜〜〜ん!!!きゅ〜〜〜〜ん!!!」


Washinko「ふっ・・・それでいい・・・私は「正直者」は好きだぞ!?「バカが付くくらいの正直者」がなッ?」



こうして・・・ワーウルフ、レット二等兵はWashinkoに正座をさせられて・・・

事の初めをWashinkoに話し始める・・・。




レット二等兵「実はここで「貴族の少年」が殺された時、私・・・遅刻の罰として・・・

ここに来る国家警察以外の人間を殺すように言われたんです・・・軍の上司に・・・。」


washinko「上司とは?何という名前だ?・・・どのくらいの軍勢なのだ?」

目を鋭く光らせるwashinko・・・。



レット二等兵「うぅぅ・・・。狼戦士のランバード大佐と25匹の黒おおかみです・・・。」



washinko「ふむ・・・で・・?・・・誰が「貴族の少年」を殺したんだ・・・?」

ゆっくりと近くの「切り株」の上に腰を下ろすwashinko・・・。

腕を組んでレット二等兵に鋭く問いかける・・・。



レット二等兵「遅刻したせいで詳しくは分からないのですが・・・


上司の話では「貴族の少年は、上司がここに来た時にはすでに」殺されていて・・・


話では、殺したのは「その時に鉢合わせたフードを被った人間」と言う事です・・・。」


washinkoの視線に青ざめて正直に答えるレット二等兵・・・。


レット二等兵は肩を落として小さくなっている・・・。


Washinko「その人間・・・「貴様の上司」と敵対しなかったのか?」



レット二等兵「やはり詳しい事はわかりませんが・・・「同盟を組んだ」と言っていました・・・。」





手で髪をかき上げて「被害現場」をもう一度遠目から見るwashinko・・・。

いったん頭の中で情報を整理する・・・。




  1.貴族の少年は「フードを被った人間」に殺された。
    (名前は不明・・・。「狼の軍隊」が犯人ではなかった・・・。)


  2.被害者ヤスノブの剣、「王家の剣」は抜かれていなかった。


  3.地面に棒か何かで書かれた「線」は未だ意味不明・・・。


  4.「フードを被った人間」は狼の軍隊と同盟を組んだ。




Washinko「(狼戦士の軍隊が同盟を組むとは・・・「フードを被った人間」というのは・・・よほどの手練れの人間・・・)」


目を閉じて考え込むwashinko・・・。


確かに、狼戦士が同盟を組むという事は力関係が「(フードの人物)≧(狼の軍隊)」と言う確率か高い・・・。



ある程度、考えがまとまった所でwashinkoはレット二等兵に黒おおかみ達のことを問いかける・・・。


Washinko「貴様の上司を含めて黒おおかみは今、何処にいる?」




レット二等兵「それは・・・ここに居るように命じられてから教えて貰ってません・・・失敗ばっかり続いているので・・・。」

涙を流してwashinkoに言い放つレット二等兵・・・。


レット二等兵の様子を見れば大体の予想は付くが・・・レット二等兵は軍隊でも相当の「役立たず」らしい・・・。

レット二等兵「元々私は「軍曹」だったのですが・・・「2等兵」に格下げされる始末・・・。」



washinko「まぁ・・・お前ほど弱ければなぁ・・・・。」


レット二等兵「あなたに開放されたら・・・「故郷」に帰って「農家」に戻るつもりです・・・。」





ため息をついて首を横に振るwashinko・・・。




Washinko「うむ・・・それでは最後に聞くが・・・貴様達が「イデアに来た理由」を教えろ・・・。」




レット二等兵「うぅぅ・・・実は・・・要人の拉致を・・・」



washinko「拉致!? 誰を拉致するつもりだったのだ・・・?」


大声を上げてレット二等兵に聞きよるwashinko・・・。


しかし・・・情けなくもレット二等兵はwashinkoに首を横に振りながら答える・・・。



レット二等兵「すいません・・・そこまでは教えてもらえなかったんです・・・・。」



washinko「はぁ・・・わかった・・・もう行っていいぞ・・・お前達・・・。」



レット二等兵「本当ですか!?殺さないんですか!?」

目を大きく開けて驚くレット二等兵・・・。

人間に出会ったら確実に倒される昨今・・・。


Washinkoの「情け」に感動する・・・。


Washinko「まぁ、本当ならば法律上殺さないといけないが・・・・お前は何も出来なさそうだしな・・・。」



和美「きゅ〜〜〜〜ん!!」

双葉「きゅんきゅん!!」

三月「きゅ〜〜〜〜〜ん!!!!」


喜んでwashinkoに近寄る黒おおかみ・・・。

すべての魔物が「悪い魔物ではない」と言う事はみんなが知っている通り・・・

この魔物も「元々」は人を避ける魔物だったようだ・・・。


レット二等兵「ありがとうございます!!帰って「りんごの栽培」に精を出します!!!」


和美「きゅ〜〜〜〜ん!!」

双葉「きゅんきゅん!!」

三月「きゅ〜〜〜〜〜ん!!!!」



washinko「二度とイデアに近寄るんじゃないぞ〜〜〜〜ッ!!!」


厳しい口調でレット二等兵に言い放つwashinko・・・。


何度もwashinkoに向かってお辞儀をしながら帰って行くレット達を見つめる・・・。



Washinko「(よし、これで「眠傀の依頼」は完了・・・だな。)」


トップシークレットだった「貴族の少年の名前」と「被害現場」を突き止めたwashinko・・・。

切り株に再度座り、辺りを見つめる・・・。

そして一つの結論を口に出して呟く・・・。


Washinko「犯人はヤスノブの顔見知りのようだな・・・・。」


顎に手をやり、目を閉じるwashinko・・・。


Washinko「(ヤスノブとかいう少年は相当の手練れだったという噂・・・。

それが剣を抜かずに殺されたというのはオカシイ・・・。)」


ゆっくりと目を開けると睨む様にジッと地面に書かれた線を見つめる・・・。


Washinko「(唯一理解に苦しむのはこの地面に書かれた「線」・・・。

犯人が線を引いたのであればヤスノブ少年もそれの音や気配などに気が付いて振り向くはず・・・

故に・・・背中を斬られる事は無かったはず・・・。)」




地面に書かれた「不可解な線」を見つめて再度考え込むwashinko・・・。


Washinko「この「線」・・・ヤスノブ少年が引いた物と考えた方が・・・確かだろうな・・・。」



「ささ」を手に取り・・・「眠傀」へと連絡しようとしながらも・・・

頭の中で「推理」を巡らせていた・・・。



Washinko「眠傀と合流した後・・・たけやすとやらの様子を見る必要がある・・・。」


プロフェッサーWashinkoの推理は・・・まだ終わる事はない・・・。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



時間が少し経って3時間後・・・。

場所は再度、「クラージュ邸」へと移る・・・。


大食堂に招かれたやすのぶ、stall、よだれ丸がクラージュ、tomimariと共に椅子に腰掛けている・・・。


テーブルの上には豪華な料理が沢山並び、とても5人では食べれそうもない量の料理が持て成されていた



stall「おおぉ・・・・(これ・確実に・・30人分はあるのでは・・・?)」



やすのぶ「こ・・こんなにイッパイの料理・・初めて見た。」




よだれ丸「 (;´□`) 」


クラージュ「はっはっは・・・さっきは本当にすまなかったね。やすのぶくん!!お礼に沢山食べてくれよ?」



tomimari「えぇ・・・本当にごめんなさいね・・・心ばかりだけど・・・。」


やすのぶ「いえ・・・僕の方こそ勝手に「ヤスノブ君」の部屋に入ったから・・・ごめんなさい・・・。」



stall「しかし、クラージュ様にも「誤解」が解けたし・・・本当に良かった・・・。」



1時間近く「やすのぶ」の経緯を話して、ようやく理解したクラージュ・・・。

「ヤスノブが成長して戻ってきた」のではないと知り・・・落ち込みはしたが、今はやすのぶの事を妙に気に入ったらしく

和やかに話している・・・。


フェイト「m(≧▽≦)m」

密かにやすのぶの膝の上に座っているフェイト・・・。

ヤスノブにしか懐かなかったフェイトもずっとやすのぶの側を離れようとしない・・・。

tomimari「さぁ、料理が冷めないうちに食べましょう・・・。」



やすのぶ「はいッ!!では遠慮無くッ!!」

テリィの修行で胃拡張になり、食事を取っていなかったやすのぶ・・・。

嬉しそうに料理を平らげていく・・・。


よだれ丸「(´▽`)つ目~~」

よだれ丸も嬉しそうに「ペットシロップ」に手を伸ばす・・・。


stall「クラージュ様・・・思いの外、お元気そうで何よりです・・・。」


食事を口にしながらクラージュに話しかけるstall・・・。

テーブルマナーを気にしつつ、クラージュの方を向いて話しかける・・・。



クラージュ「ははは・・・やすのぶくんに元気を貰ったような物だよ・・・。」

銀髪の髪の毛をかき上げながら、白いワインを片手にstallに応対するクラージュ・・・。

その態度、さっき迄とは打って変わって貴賓高い・・・。

顔立ちもとても優しげだ・・・。



やすのぶ「えへへ・・・元気なのが一番ですもんね!!」

クラージュ「そうだッ!!元気が一番さッ!!」


ワイングラスをやすのぶの方に向けて笑うクラージュ・・・。


tomimari「・・・・・・・・。」

そのクラージュの笑顔を見つめながらtomimariも嬉しそうに微笑む・・・。



その時、思い出したように・・・


「お肉」ばかりを口に頬張るやすのぶがクラージュに話しかける・・・。




やすのぶ「そだッ!!あ、あの・・・僕、「おけな社長」の紹介で剣を教えてもらいに来たんですけど・・・。」

恐る恐る、「断られないか」を気にしながらクラージュに話しかけるやすのぶ・・・。




stall「・・・・・・」




tomimari「・・・・・・・」





stallやtomimariも少し、心配そうにやすのぶとクラージュの「やりとり」に目を釘付ける・・・。









だが、クラージュから帰ってきた言葉はあっさりとした物だった・・・。



クラージュ「うん・・・いいよ?」



stall「ええぇッ!!?(サクッと答えた!?)」


tomimari「ク、クラージュッ!?本当にいいの!!?」



クラージュの「あっさりした答え」に驚きを隠せないtomimari・・・。



クラージュ「いいでしょ?断る理由・・・ないじゃん?」


tomimari「でも・・・門下生全員辞めてもらったのに・・・」

汗を垂らすtomimari・・・。

しかし、クラージュはさらにtomimariにサラッと言い返す・・・。



クラージュ「あぁ・・・まぁ・・・でも、いいんじゃない??」


tomimari「あなた、ずっと・・・(゜q゜) ← こんな呆けた顔して毎日過ごしてたじゃない???」


クラージュ「あぁ・・・それは「仕様」と言う事で・・・。」


「仕様」という言葉で、すべてを片づけようとするクラージュ・・・。

漢である・・・。
(漢字の漢と書いて「おとこ」と読みます(´▽`)/)


やすのぶ「やった〜〜〜ッ!!じゃぁ、明日からでも稽古・・・お願いしますッ!!!」


クラージュ「はっはっは!!もちろん!!教えまくるからナッ!!!」


tomimari「(わ、私の気遣い・・・何だったのかしら・・・。)」


少しやるせなさそうな表情をするtomimari・・・。

「サラダ」を頬張りながら、目を斜め下に向ける・・・。


stall「ははは・・・これで丸く収まりそうだ・・・。」




・・・・・・・・・・・・・・・・・



セルティック「・・・・・・・・・・・」

モカ「・・・・・・・・・・・」

GEIZU「・・・・・・・・・・・・・」




楽しげに話をしているのを台所で聞いていたセルティック達・・・。


少し怪訝そうな顔をしている・・・。



長年クラージュに仕えてきていた為、やすのぶがクラージュに気に入られた事を素直には喜べない様子だ・・・。


モカ「「紹介」があったからって・・・あんなに簡単に稽古して貰えるなんて・・・」


GEIZU「あぁ・・・長年クラージュ様に仕えてきたのに・・・寂しくなるよな・・・。」




セルティック「うむ、気持ちは分かる・・・しかしここは「クラージュ様」が元気になった事を素直に喜ぼうではないか・・・?」


年長の執事、セルティック・・・。

宥める様に、ひそひそと話をする・・・。



モカ「まぁ・・・奥様の笑顔も見れたし・・・でも・・・なぁ〜〜〜・・・・」


GEIZU「正直・・・気にくわないぜ・・・・。」


不機嫌そうにポケットに手を入れて台所を離れるGEIZU・・・。


セルティック「・・・・・・・。」

その後ろ姿をセルティックは見つめていた・・・。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


食事会は夜遅くまで続き、クラージュはワインを6本も開けた様子・・・。


やすのぶも「お肉」を50枚も食べて満足そうだ・・・。


菜食重視のtomimariも今日ばかりは「お肉解禁」で、ほどほどにご満悦の様子・・・。


stallは締めの「アップルティー」を、目を瞑りながら飲んでいる・・・。

よだれ丸「 ZZZ・・・(_△_)」

よだれ丸は食休み状態だ・・・。



時刻は夜9時を回ろうとしていた・・・。


stall「ふふふ・・・では、やすのぶくん?そろそろ・・・」


懐中時計をやすのぶの方へと向けてstallが微笑む・・・。


やすのぶ「ありゃりゃ?もうそんな時間か!?」

stallの懐中時計の針に驚くやすのぶ・・・。


赤い顔をしているクラージュに笑顔で言い放つ・・・。


やすのぶ「クラージュさんッ!もう時間も遅いので、そろそろ帰りますね・・・。」


tomimari「あらあら?もうこんな時間だったのね・・・?」



やすのぶは膝で座っていた野うさぎのフェイトをそっと下ろそうとする・・・。



フェイト「 !(;=TοT)つガシッ 」


するとフェイトは一生懸命、やすのぶにしがみついてくる・・・。

フェイトはやすのぶをかなり気に入ったようだ・・・。


tomimari「ダメでしょう、フェイト?やすのぶくんから離れて・・・」


stall「ふふふ・・・可愛いですね・・・・。」


やすのぶの隣に近寄り、フェイトを撫でるstall・・・。

笑顔でtomimariに話しかける・・・。


tomimari「フェイトという名前は「ヤスノブ」が付けた名前・・・。元々は「捨てうさぎ」だったのよ・・・。」


やすのぶ「そうなんですか?こんなに可愛いのに捨てるなんて・・・。」


よだれ丸「 ヾ(;´Д`)つ (肩 )」

少し汗を垂らしてやすのぶの肩を引っ張るよだれ丸・・・。


どうやら「ヤキモチ」を妬いているようだ・・・。


tomimari「ヤスノブは「自分が名付けて欲しかった名前だッ」って言ってたわ・・・。」


フェイト「 Σ(;=TοT)つ ε(肩 )」

ひょいっとフェイトを抱き上げて、やすのぶから引き離すtomimari・・・。


フェイトは涙をポロポロと流している・・・。


やすのぶ「大丈夫!又、明日ちゃんと来るから・・・。」


tomimari「そうよ?やすのぶくんは又来てくれるから・・・帰らせてあげて・・・?」



フェイト「 ・・・( =T-T)」


口をキュッと閉じて我慢するフェイト・・・。





しかし、「やすのぶの帰宅を我慢できない漢(おとこ)」が・・・やすのぶの背後からイキナリ抱きついてくるッッ!!!







クラージュ「ヤダよぉ〜〜〜ッ!!やすのぶたんッ!!帰っちゃヤダヨぉ〜〜〜〜ッッ!!!」


やすのぶ「!!!ッ!!?クラージュさんッ!?(いつの間に背後にッッ!!?)」

stall「ぐぉっ!?(全然気づかなかった!!!)」



グダグダの酔っぱらい状態にも関わらず、誰にも気づかれないように背後へと回ったクラージュ・・・。

必死にやすのぶにしがみついてくる・・・。



tomimari「クッ・・・クラージュッ!!? 野うさぎのフェイトが我慢しているのよッッ!!!?」



クラージュ「ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!」


やすのぶに抱きついて離さないクラージュ・・・。

だだっ子の様なクラージュだが・・・その握力は・・・凄まじい・・・。


やすのぶ「クラージュさんッ!?明日!!来ますからッ!!ちゃんと!!来ますからッッっ!!!」





stall「(クラージュ様・・・うちの父上よりも・・・階級上位の貴族だったよなぁ〜・・・)」


汗を垂らしながら・・・苦笑いするstall・・・。








・・・・・・・・・・・







さらにその状態を・・・まるで「家政婦は見た!」みたいに影から見ていたモカ達・・・。



モカ「エッチィチィです〜〜〜〜ッ(*ノ▽ノ)」




セルティック「ぐ・・・ぐふぅッッ!!!公爵家の面目・・・またまた・・・丸ッ潰れッ・・・・ッッ!!!!」

やるせなく・・・ボロボロと涙を流すセルティック・・・。




・・・・・・・・・・・・・・・・



GEIZU「・・・・・・」

セルティック、モカの二人とは離れた・・・廊下の壁際から・・・その様子をじっと見ているGEIZU・・・。





結局、この日・・・クラージュから解放されなかった「やすのぶとstall」は「クラージュ邸」に泊まるのであった・・・。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





・ ・・・・・・・・・・・・





・ ・・・・・・




・・・・







やすのぶ・・・・・













殺す・・・









・・・・・・・・







・・・・・・・・・・・・・・・・








・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


3時間後、モカにやすのぶとstallを客間寝室に案内するように指示したクラージュ・・・。


クラージュもtomimariと共に寝室へと向かう・・・。


美しいその部屋の中はすべてがイデアの高級製品ばかり・・・。

豪華なドレッサーにベッド・・・。

そして紅茶を飲む為の小さめの円卓が置かれている・・・。



ゆっくりとクラージュは円卓に腰を据えるとドレッサーに座ったtomimariに話しかける・・・。



クラージュ「今日は・・・いい日だ・・・。」

酔っているクラージュ・・・。

その酔いに身を任せて天井を見上げる・・・。

目を瞑り・・・死んでしまった「ヤスノブ」を思い出している・・・。



tomimari「クラージュ・・・喜ぶのはいいけど・・・やすのぶくんは「ヤスノブ」じゃないわ・・・。

     彼を特別扱いするのはセルティック達に悪いわよ・・・?」


上機嫌のクラージュに対して少し宥めるように話しかけるtomimari・・・。

するとスッと立ち上がりドレッサーに座るtomimariの背後からそっと抱きついてくる・・・。



tomimari「・・・・・・」


鏡に映るクラージュを見つめて・・・クラージュの腕にそっと手を置くtomimari・・・。


クラージュはtomimariに向かって笑顔で答えた・・・。




クラージュ「tomimariの言う事・・・わかるよ・・・。でも・・・何処か似ていないか?ヤスノブに・・・。」



ギュッとtomimariを抱きしめるクラージュ・・・。

クラージュの想いがtomimariの心に静かに入っていく・・・。


tomimari「・・・えぇ・・・何処か・・似ているわね・・・。」


悲しげな瞳を伏せるtomimari・・・。

ドレッサーからスッと立ち上がりクラージュに向かい合う・・・。

背の高いクラージュに向かって見上げるようにして・・・tomimariは問いかける・・・。






tomimari「剣の修行・・・「何処まで」をやすのぶくんに教えるつもり・・・?」






クラージュ「秘剣「メガクロス」まで・・・の予定だけど・・・?」






その言葉を聞くとtomimariが目を大きく見開く・・・。




通常、一般の剣士に教えるのは「クロスソード」までと決まっている・・・。


秘剣「メガクロス」は「クロスソード」の上位剣技にあたり・・・剣士の階級も「騎士」で無くては教える事はない・・・。


剣士の階級は「剣士」、「聖剣士」、「騎士」、「聖騎士」の4段階である・・・。


セルティック、モカ達ですら「聖剣士」である為、その修行よりも高度な物を教えようと考えていた様だ・・・。



tomimari「クラージュッ!!それはセルティック達に「角が立つ」んじゃなくってッ??」



慌ててクラージュに言い寄るtomimari・・・。



しかし、クラージュは笑顔でtomimariに言い返す・・・。



クラージュ「昔、ライバル同士だった「おけな」が・・・俺に預けたんだ・・・。

      彼を本当に強くしたかったんだろう・・・。」


tomimari「えっ!?ラ、ライバル・・・?」


クラージュはtomimariに背を向けて・・・窓に向かって歩き出す・・・。


闇に覆われた窓の外は見える事はなく・・・部屋の灯で反射した自分の姿を見つめながら・・・


ふっと笑顔を見せる・・・。




クラージュ「優しい男だよ・・・彼は・・・。情の為にやすのぶくんに「剣」を教える事が出来なかったらしい・・・。」



tomimari「・・・情・・・?」



クラージュ「あぁ・・・そういう男なんだよ・・・。イデアツーリストの社長・・・おけなは・・・。」


ゆっくりとtomimariの方へと振り向いて笑みを見せるクラージュ・・・。




そして・・・tomimariに言い放つ・・・。




クラージュ「俺の「夜業」は「情」は一切挟まない・・・。

      昼はセルティック達と共に修行させ・・・

      夜は俺が殺すつもりでやすのぶくんに修行を付ける!!!」




tomimari「!!!!(クラージュッ!!!その目・・・ッ!!!)」




久々に見せるクラージュの本気の目・・・。



息子ヤスノブに対しても・・・常に修行の時に見せていた目・・・。



クラージュ「早速、今から誰にも気づかれない様にやすのぶくんに修行を付けてくるよ・・・。」



tomimariにそう言い残すとクラージュはスッと部屋を出て行こうとする・・・。


tomimari「クラージュ・・・あなた・・・」


息子ヤスノブが死んでから見せた事の無かった目に・・・tomimariの鼓動が増していく・・・。




クラージュはドアを締めながらtomimariに思い出したかの様に言い残す・・・。

クラージュ「そうだ・・・tomimari。離婚の話は・・・承諾はしないからな・・・?」



パタン・・・・



ドアをゆっくりと音の出ない様に閉じるクラージュ・・・。


気配を殺して・・・ゆっくりとやすのぶの客間へと向かっていく・・・。



剣聖クラージュ・・・。


強さを求める者には「鬼」となって強さを与える者・・・。




イデア・・・最強の剣士である・・・。








・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

やすのぶの居る客間・・・


赤絨毯が敷かれて、ふかふかのベッドが置かれている・・・。

月明かりが部屋に入らないように薄い緑のカーテンで閉じられた部屋・・・。

安心したように眠っている・・・。



やすのぶ「う〜〜〜ん・・・・むにゃむにゃ・・・・ぐぅ〜〜・・・・」


よだれ丸「Zzz・・・・m(_ _)つ」


フェイト「Zzz・・・・m(=_ _)つ」


どうやら「よだれ丸」、「フェイト」も一緒に眠っている様だ・・・。


・・・・・・・・・





やすのぶ「・・・・ううぅ・・・」

眠りながら少し唸るやすのぶ・・・。


一体どのような夢を見ているのだろうか?




・・・・・・・・・・・・・・・・



・・・・・・・





草原の街道の南・・・。


海に面した海岸に3人の人影が見える・・・。

一人は子供・・・もう一人は青いマントをつけた男・・・。


そして、金髪で白い鎧を身につけた男が立っている・・・。

その金髪の男は剣士なのか?

腰に据えた剣はとても長く美しい鞘に収められている・・・。

背が高めの白い鎧を身につけたその男・・・

やすのぶの兄、ふっきいである・・・。


しかし、この3人の様子・・・。

少しおかしいようである・・・。


先ほどからふっきいは青いマントの男に睨みをきかせている・・・。


ふっきい「貴様・・・貴様ぁ〜〜〜〜〜ッ!!」


何故かわからないが・・・ふっきいが突然「青いマントの男」に殴りかかる・・・!!



ドガッ!!!!!!!!




????「ッ!!!」


やすのぶ「うわ〜〜〜っ!!!兄ちゃん!!何するんッ!?」


ふっきい「うるさいっ!やすのぶはだまってろッ!!!」




やすのぶ「兄ちゃん!!何で今、初めて会ったばっかりやのに・・・そんなひどい事するんッッ!!??」





ふっきいの拳に付いた・・・青いマントの男の赤い血が地面にしたたり落ちる・・・。


理由は解らないが・・・ふっきいの形相は怒りで満ちている・・・。







????「ぐぐ・・・な、何をそんなに怒っているんだ・・・?」


ふっきい「うるさいっ!!よくも俺の弟に「貴様の剣術」なんか仕込みやがってッ!!」


やすのぶ「うえ〜〜〜ッ!!俺が・・・俺が頼んで教えて貰ってんッ!!!」


泣きながら兄、ふっきいを止めるやすのぶ・・・。

しかし、涙を流すやすのぶを無視して・・・ふっきいが怒鳴り上げる!!



ふっきい「貴様ッ!!ドルロレの騎士だろうッ!?何故貴様がやすのぶと一緒にいるんだッ!!!」





地面に倒れた青いマントの男がゆっくりと立ち上がる・・・。


眉をしかめて、口から出てきた血をスッと腕で拭う・・・。





ふっきいは青いマントの男のその姿を見つめながら拳を握りしめ、さらに大きな声で言い放つ・・・。


ふっきい「うちのやすのぶは「ドルロレの騎士」の貴様に教わる事なんか何もないッ!!」


????「その言い回し・・・「ドルロレの悪い噂」がふっきい殿の耳に入ったようだ・・・

しかし、まさかそれを本当に真に受けられているのですか・・・?」


ふっきいの目をじっと見つめて問いかける青いマントの男・・・。





ふっきい「貴様・・・物は考えて言えよ・・・?」


青いマントの男の言葉が勘に触ったのか・・・?




ふっきいの目の奥に・・・怒りの炎が急速に燃えさかっていく・・・。


やすのぶ「うぁぁ〜〜〜ッ!!にいちゃんッ!!あかんってッ!!!あかんってッ!!!!」


ふっきいの腕を一生懸命引っ張るやすのぶ・・・。

しかし、ふっきいはやすのぶを後ろの方へと突き放すと「腰に据えた鞘」から、「光の剣」を抜き出す・・・。


眩いばかりの光を放つその剣・・・。

刀身に青いマントの男を映し出すほど磨き上げられている・・・。





ふっきい「貴様がやすのぶに教えたのは敵になるかもしれない奴の剣技ッ!!!

やすのぶにそんな物を教え込まれて喜ぶわけ無いだろッ!!!!!」

青いマントの男に向かって剣を躊躇無く、振り下ろすふっきい・・・。


????「ぐっッ!!!」


青いマントの男は紙一重で剣を避けて、ふっきいに言い放つ!!


????「誤解だッ!!ドルロレはイデアに侵攻することなど一切無いッ!!!」


やすのぶ「・・・?し、信仰ってなんなん???」


言葉の意味が分からないやすのぶ・・・。

おろおろしながら二人を見つめる・・・。


イデアの密偵から数日前、ドルロレ侵攻の密書があった様子だ・・・。

最近、イデア城内はその噂で持ちきりになっている・・・。



ふっきい「貴様・・・一人でイデアまで来ていた様子だが・・・どうせ侵攻する為の「下調べ」なんだろうッ!!?」


眉間にシワを大きく寄せて青いマントの男を威嚇するふっきい・・・。

ふっきいの剣は微塵も隙を感じられない・・・。



????「ぐっ・・・(間違いなく、この気迫、実力・・・イデア最強クラスッ・・・・)」

青いマントの男は「剣」を持たずに、ふっきいの剣を避け続けていたようだが・・・

流石に限界の様子だ・・・・。

ふっきいの剣技に冷や汗を垂らす・・・。



劣勢の青いマントの男に構うことなく・・・

ふっきいは剣を空高く持ち上げ・・・青いマントの男に向かって大きく怒鳴り上げる!!!



ふっきい「喰らうがいい!!愚かなるドルロレの騎士よッ!!!光の剣から繰り出す・・・俺の必殺技をッ!!!」


やすのぶ「ッ!!!兄ちゃんッ!!!やめてッ!!!!!!」

ふっきいの必殺技の構えにやすのぶが慌てて止めに入る・・・。



しかし・・・


ふっきい「ソニックッッ!!ウィンド〜〜〜〜〜ッッッ!!!!!」



ひゅッ・・・・



????「!!!????????(な、何か飛んでくるッ!!?)」


風を裂くような音だけがほんのちょっと小さく聞こえて・・・後は放たれた物が何も見えない剣技・・・。



青いマントの男は勘を頼りに右方の地面に転がり込む・・・。




ズパッ!!!!!!!!!!!!!!!!



後方に控えていた波風避けの「防風林」がふっきいの「剣技」によって切り裂かれる・・・。

どうやら「斬撃系遠距離攻撃」の様だ・・・。

その威力はマスタークラスの魔法使いによる攻撃と何ら変わらない・・・。



????「な、なんとッ!!???(防風林を一度に6本も斬った???)」



ふっきい「ふんッ!!!これを喰らったら・・・痛みを覚える暇も与えないぞ?」

ザッザッザッ・・・

青いマントの男に向かって砂浜をゆっくりと・・・歩いていく・・・。







???「やめて下さい・・・ふっきいさん・・・。」


やすのぶ「ひっく・・・ふっく・・・えぐ〜〜〜ッ・・・しくしく・・・・」

やすのぶが「ふっきい」を止めに入った少女へと走っていく・・・。



緑色の法衣を身につけたその少女はやすのぶの頭を撫でながら、ふっきいに近寄っていく・・・。



????「うっ・・・!あかり・・・」


あかりは眉をしかめて青いマントの男、ふっきいを見つめている・・・。




ふっきい「なっ!!!アカ・・・・」


ふっきいがあかりの名前を呼ぼうとした瞬間・・・・





ガンッ!!!!



ふっきい「ぶぐおッ!!!????」



なんと!!!ふっきいの顔面に「トウモロコシ」を投げつける!!!


あかり「ハジメマシテ・・・フッキイサンッ!!!!!」



????「あ・・あぁぁ・・・・・」



額に血管の青筋を立てながら・・・ふっきいに話しかける魔法使いあかり・・・


青いマントの男・・・少し青ざめてその様子を見ている・・・。



ふっきい「な・・何をなさるのですかッ!?それにッ!!貴女がこのような場所に来られては城の者共が・・・・」





鼻を押さえてあかりに話しかけるふっきい・・・しかし・・・






ガンッッ!!!!






さらに容赦なく・・・今度はふっきいに顔面に「かに」を投げつける魔法使いあかり・・・。



あかり「やめてよね・・・空気・・・読んでよね・・・?」



額に血管の青筋を二つ立てて・・・中腰になりながら、再度ふっきいに話しかける魔法使いあかり・・・


ふっきい「うぅぅうぅ・・・・す・・・すいません・・・でした・・・」


鼻血と涙を流してヘコむ、ふっきい・・・。


かなりしょげて魔法使いあかりを見上げる・・・。

やすのぶ「うぅぅ・・・兄ちゃん・・・・」

やすのぶは兄、ふっきいの姿を見て涙を流し、駆け寄っていく・・・。





やすのぶ「兄ちゃん・・・ごめん・・・兄ちゃんに黙って・・・勝手に「剣術」ならって・・・」


ポロポロと涙を流して兄、ふっきいに謝るやすのぶ・・・。

ポケットにしまっていたハンカチでふっきいの血を一生懸命拭う・・・。




ふっきい「・・・もうイイ・・・けど、やすのぶ・・・この男の剣技は・・・もう二度と使うなよ?」


????「・・・・・・・・」

悲しそうな目でふっきいとやすのぶを見つめる青いマントの男・・・。



あかり「・・・・・・・・・」


あかりも心なしか悲しそうに見える・・・






この瞬間から・・・青いマントの男、ふっきい、あかり、やすのぶの4人の「お話」が始まる・・・。




しかし、このお話・・・



楽しいお話ではない・・・。



悲しい・・・





そう・・・とても悲しいお話・・・









この24日後・・・・ドルロレとイデアが・・・





ドルイ戦争をおこしてしまう・・・。







やすのぶ「兄ちゃん・・・ごめんね・・・ごめんね・・・」



ふっきいに泣きながら抱きつくやすのぶ・・・。



ふっきい「・・・・もう・・いいって言ってるだろ・・・・。」



やすのぶの頭をくしゃくしゃと押さえつけるように撫でながら・・・笑うふっきい・・・。



その後、強く・・・強くやすのぶを抱きしめる・・・。





懐かしい・・・10年前のお話である・・・・。







・・・・・・・・・・・・・









・・・・・・・・・


クラージュ邸の客間寝室・・・。

夢心地で寝言を言うやすのぶ・・・。






やすのぶ「うぅぅ・・・に、兄ちゃん・・・強く抱きしめんといて・・・・」
















クラージュ「むにゃむにゃ・・・・やすのぶたん・・・・」

眠りながら思いっきり・・・やすのぶを抱きしめるクラージュ・・・。










やすのぶ「・・・・・・んっ・・・?」








クラージュ「ふふふ・・・・えへへへ・・・・やすのぶた〜〜〜〜〜ん・・・・・」


公爵クラージュ・・・寝ながらへらへらと笑い出す・・・・。









っていうか・・・何故やすのぶのベッドで寝ているのだろうか・・・?

















やすのぶ「な・・な・・な・何・・・・やってんですか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



誰にも気づかれることなくやすのぶの寝室に入り込んだ公爵クラージュ・・・。


息子を思い出して一緒に眠ってしまった様子らしい・・・・





果たして・・・やすのぶの「剣士の修行」は・・・本当にうまくいくのであろうか・・・?





私は・・・うまくいかないと思う・・・。







                            (後編につづく・・・)

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                     修行経過報告書 
 氏名 : パンサー 

 ヒーロー名 : パンサー改

 修行内容 : ☆はな〜♪☆さんの特別修行「火達磨悶絶地獄」

 今回の報酬 : 0ドニア

 月賦 : 19,500ドニア

 遂行可能ミッションレベル :A±(火の魔法だけならばSS−)

査定評価

 イデアツーリスト内ランク  (保留)

 勤務期間  34日



備考

・ かすみさんの指示により☆はな〜♪☆さんによるパンサーくんの修行を始めます。

・ MP分配できるまで「悶絶地獄」らしいですが詳細は不明・・・。

・ パンサー改用装備品、「アイアンロッド」が火で溶けたので「緑の杖」を再支給します。

  
     パンサー改 必殺技

・ 火炎弾  火の玉を作り出す。

・ 火球弾  火を帯びた石を投げつける。

・ 焔柱   変身時に自動的に発生・・・。(迷惑な事この上ないです。)




                                       査定員  百絵


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題名:イデアツーリストのヤスノV

第6話 「秘剣、クラージュ」(クラージュ&tomimari編)〜〜〜中前編〜〜〜  

  

  〜〜〜END〜〜〜




                           紅の氷 イデア YasunoV著